サンホンと王の戦いを見て泣きじゃくるリン。
サンホン「陛下、鬼気に打ち勝たないといけません。」
そこに駆けつけてきた王妃。
王妃「陛下!!陛下、しっかりしてください。」
王の背中に抱きつく王妃。そんな王妃を振り払う王。
王妃「陛下の息子です。」
王「ははははは!!あんな者は余の息子じゃない。この女が他の男と関係して産んだ子だ!!こやつめ・・・」
憎しみに満ちた目で王妃を睨み、剣を向ける王。王女を殺そうとした時・・・現れる夜警人たち。次々と夜警人を斬りつける王。
サンホン「護符!!」
サンホンの掛け声で、一斉に護符を王に投げる夜警人。

そして地面に剣を突きつけたサンホン!!円陣を組む夜警人。地面におちた護符が舞い上がり王の周りをぐるぐると舞い始めます。円陣の中で、苦しむ王!!
そしてついに・・・地面に崩れ落ちる王・・・と思ったら、気を抜いたサンホンの隙を突き、サンホンに斬りかかり、サンホンの腹に剣を突き刺した!!深く再度突き刺す王!!
サンホン「陛下・・・」
王が剣を抜くと・・・力尽きて倒れるサンホン。アンデーー(涙)←まみまみの声w

夜警人「逃げてください。これは並大抵の鬼気ではありません。」
そう言われた王妃はリンを連れ部屋に逃げ込みます。
リン「父上・・父上が変です・・・母上・・・」
王妃「そうじゃないわ。大丈夫よ。」
リンを布団に寝かせる王妃。
王妃「リン、扉をしっかり閉めて、一歩も外に出てはいけないわ。母が来るまで、誰も入れてはダメよ。」
リン「母上!!行かないでください。怖いです。」
王妃「母の言うことが分からないのか!!扉を閉めて、一歩も出てはダメって言ってるの!!」

リン「はい・・・母上」
泣きじゃくるリンの頭をひとなでし、外に行く王妃。王妃が行った後も、大声で泣き続けるリン。

大妃「主上が大君閣で刀を振り回してるだって??」
内宮から報告を受け、飛び起きる大妃。
大妃「これは一体・・・。今すぐに領相と右相に使いをだせ。一刻を争う。誰の耳にも誰の目にも決して触れてはならないぞ」
急いで駆けつけてきた右相。
部屋で一人、しくしく泣くリン。すると・・・扉のむこうに人影が・・・。剣を持った王だ!!王はリンの部屋の中に。
怯えるリン。王の手には、剣の他に、千年花が!!
リン「父上・・・(涙)私は・・・リンです、父上・・・」
王の目は。。。狂気に満ちた目ではなく、以前の優しい父の目だった。
王「リン・・・」
王がリンに向けて手を差し伸べようとすると、自分の手に血のついた剣があるのに気づく王。剣を突きつけられ、怯えるリン。驚いて王は剣から手を離します。
王「リン、大丈夫なのか?」
リンの前に跪く王。
王「リン・・・まさか・・・余がお前を斬ろうとしたのか?」
リン「(泣きながら)大丈夫です。母上はどこにいますか?なんでいらっしゃらないんですか?」
王「王妃は・・・お前の母は・・・」
震えながら言葉に詰まり、うつむいてため息をつく王。そして持ってきた千年花をリンに。

リン「これは何ですか?」
王「これをあげたくて、どんな困難も乗り越えてきたのに・・・父がおかしくなり、お前に渡すことが出来なかった・・・。(泣きながら)父が・・・とても重病だったようだ・・・」
リン「父上ー、なんで泣いてるんですか」
涙を流しながらリンに笑顔を見せる王。
王「そうだ、すまない・・・すまなかったリン・・・。」
リン「父上ー!なんでそんな事を言うんですか・・・」
泣きじゃくるリンの頬に優しく触れる王。
王「お前が大きくなって、私のあとを継ぐ姿を見たかった・・・。お前は余の大事な息子だから、必ず強く育たないといけないぞ。」
リン「はい・・・父上・・・」
王「ありがたいよ・・・ありがたい・・・」
外から聞こえる右相の声。
右相「陛下はこの中にいらっしゃる!!陛下ををお連れしろ!!」
官軍とともに部屋に入ってきた右相。
最後に、リンに笑顔を見せ、右相の元に行く王。父の名を呼び、追いかけようとするリンを止める官軍。号泣するリンを・・・振り向いて一度切なく見つめ・・・出ていく王・・・。
うわ・・・王の崩御・・・。葬儀だ。
「一晩で両親を失うとは・・」とリンを憐れむ臣下。「王が狂って、王妃を殺したと聞きました・・」「しっ!!聞こえるぞ」と密かに会話してて・・
葬儀の後、大妃の元にきた右相。
大妃「キサン君を王位につけようという意味ですか?」
右相「私、パク・スジョンは、大妃様の命令を受け、王室を保護してきました。しかし、月光大君が王位についたら・・逆賊の汚名を着ることになるかもしれません。」
大妃「だから・・・右相の将来を保証してくれと?」
右相「大君はまだ幼いから、キサン君こそ、この国の王室の為に正しい選択であると考えます。」
大妃「そして王室の全ての人を、右相がしっかりと保護してくれると信じます。」
右相「私、パク・スジョン、忠誠を尽くします。」
祭壇にきたリン。そこには二つの棺が・・・。
左相「お嘆きください、大君様。」
リン「嘆くって??父上はどちらにおられるんですか?」
棺を見ながら
左相「こちらにおいでです」
リン「どこ??母上は?何日も会ってないんです。母上はどちらにいらっしゃるんですか??」
左相「こちらにいらっしゃいます(涙ぐんで)・・」
意味が分からず左相の視線の先の棺に近づくリン。
祭壇から出てきたリンに声をかける左相。

左相「大君様。心を強く持たないといけませんよ。誰が何を企てようとも、我々の大君様(おぼっちゃま)が正しい王位継承者です。私と同じ志の者たちが、我々の大君様をお守りします」
そこに、「じっとしてろ!!」と大声を出してやってくる右相。左相を指さした右相。
右相「逆賊を捕まえろ!!」
左相を捕まえる武官達。
左相「逆賊って誰のことだ!!パク・スジョンめ!!天を恐れないのか!!」
笑顔の右相。うわー・・・右相、娘とリンを結婚させようとしてたから、今回は優しい役か??と思ってたら。。。リンを追い込む側になるってことねーー(怖)
左相「大君様!!!心を強く持たないといけませんよ!!大君様!!大君様!!!」
そう大声でリンに向かって言いながら連れて行かれる左相。
右相がリンの元に・・・。後ずさるリン。形式的に頭は下げるが、不敵な笑みを見せ、一瞥して行く右相。
うわ・・・次々と、左相と志を同じにする、リンを主君と仕える大臣達が次々と捕まっていくよ。
そして・・・全員斬首刑に!!!!
天涯孤独になったリンは宮殿を出ることに。
神輿に乗るリン。
「大君様・・・宮を出ても、健康に気をつけてね」と声をかける女官。

リンが神輿に乗ると、女官は千年花とカブトムシの籠を。涙するリンの、涙と鼻水をふいてあげて・・・去っていくリンを見つめ涙する女官達。
こうしてリンは宮殿を出て行った・・・。
リンが行ったと女官に言われ・・・胸を少し痛める大妃。宮殿の上からリンの神輿を見つめて・・・。
大妃「キサン君の即位式は終わったのか」
女官「はい・・・」
リンの神輿を先導する武官は、民に「跪けー!!」と言いながら、歩いていて・・・。町に住んでる民の姿を不思議そうに扉から見つめるリン。
夜中・・・急いで移動する神輿が!!これは12年後だ。
とある屋敷にきた神輿。神輿から飛び降りた男は門をあけて中に・・・12年後のリンだー♪
集まって頭を下げる使用人たち。

リン「私が来る前にやっておけと何度行った」
使用人「申し訳ございません。」
リン「こうしてる時間が無いんだ、時間がない!!早く動くんだ!!」
返事をして四方に動きだす使用人たち。
石塔に明かりが灯り、屋敷の周りにはあずきが撒かれます。ほと一息つくリン。これは霊除けって事かな?
でも・・・使用人が最後につけた霊除けが柱から落ちた!!
屋敷の前に三体の霊が・・・
これは何??とうがらしの種っぽい??その種を熱せられた炭にかけて・・・湧き出る炎・・・
なんか神秘的かと思ったら、メッチャ、リンたちむせてるし(笑)
リン「(咳こみながら)うわー・・・暑い!!もっと強く!!うーん、もっと強く!!(使用人にうちわで扇がせてる)煙が私に向かって来てるじゃないか!!」
使用人「大艦様、真夏に火鉢を使えば、暑いのは当たり前でしょう!!その上、服の生地も違うのに。どんだけ暑いか!!」
自分を扇ぎ出す使用人。
リン「お前の扇ぎ方はその程度か!!強く!!強くやってみろ!!」
使用人「どうやってやるんですか?」
リン「こうやってだ!!・・・ああ・・目が痛い」
このうなされてるのは、王になったキサン君だね。ひゃー!!前王みたいに大蛇の・・・ハリーポッターのスリザリン語みたいな声が聞こえてるよ。

ひゃー!!鬼気がキサンの首を絞めた!!
夜中になり、大きな壺を「いい買い物をしたなー」と満足そうに見つめるリン。壺を磨いてると、ロウソクの炎が揺れて・・・
扉が開き勝手に入ってくる、先ほど表にいた霊三体。リンに挨拶しようとして、煙にむせて屏風の裏に隠れます。うわ・・・この三体、左相の霊とソン内官と女の子の霊だよー(笑)
左相霊「この匂いは何だ?」
少女霊「とうがらしの種よ。」
ソン内官霊「とうがらしの種を焼いてるんだよー。」
左相霊「とうがらしの種??ったく!!」
ソン内官霊「今日はダメみたいです。このまま帰りましょう。」
左相霊「どこに帰るっていうんだ!!耐えろ!!」
ぶははは!!息を止める三人!!息を止めたままリンの前に!!

左相霊「大君様・・・本当に立派に成長なさいました・・」
ソン内官「(感涙しながら)大君ちゃま・・・。オモ。。。ちゃまじゃなかったわ。とにかく、三途の川を渡ったんですが、こんなに長い年月がかかりました。まことにお会いしとうございましたー。」
左相霊「大君が我々に会えば、どれほど喜ばれるかと・・・」
ソン内官「もちろんですよ。大君様が私にどれほど目をかけてくださったか。我々が見れないだなんて、まったく悔しいです・・・」
正面を見つめてるリンの顔を覗き込む少女霊。
少女霊「あんた、見てる?私が見えるんでしょう。」
ソン内官霊「やめなさいよ。大君様にすごく失礼よ。ちびっこが生意気に!!」
少女の顔に顔を近づけるリン。そして・・・唐辛子の種を再び炭の上に!!
苦しむ三人!!
嵐の中、すすむ船。それに乗って何やら術を念じてるのはサダムだ!!!!
宮殿では、鬼気に首を絞められ、苦しむキサンが!!サダムは船からキサンに呪術をかけてるんだ!!
苦しむキサンに気づいた王妃。
王妃「陛下!!しっかりしてください、陛下!!外に誰もいないか??外に誰かいないか!!!」
次の日、大殿にいるキサン。大臣達が討論を。
「成りませぬ!!お考え直しください。そのものは昭格署の官吏(ドリュ)から賄賂をもらい、官職を剥奪されたなった者です。そんなものを再び呼び戻すなんて、不当千万です。」
「すでに官吏たちの無実は明らかになっています。その上、陛下が彼らを必要としてるんです。」
「だったら、臣下として、陛下の意思に従うのが・・・」
右相「そんな噂がでるような者共は、徳望のない証拠だ。そんな者を近くにおくのは、陛下にとって良いことではありません。そうではありませんか?陛下。」
うつろな目でその王座に座っているキサン。すると突然、笑い声が聞こえてきて!!臣下の末席に、自分とそっくりな男が座っていて、一人大声で笑っている!!
キサン2@幻「お前が嫡子じゃないからだよ。お前がやることをにいちいち反対して無視して、それは嫡子じゃないからそうするんだろう。」
キサンの王座にやってきてキサンに顔を近づけるキサン2@幻。

キサン2@幻「そうだから、お前を無視するんだよ。斬れ!!あいつらをまとめて斬れよ!!パク・スジョンを斬りたいだろう??そうだろう?お前、今斬らないと、何もできないぞ。」
言い争ってる臣下を見つめるキサン。
キサン2@幻「あいつらを見ろよ。お前なんか眼中にないじゃないか。これでもまだお前が王だと思ってるのか?」
キサン「黙れ(小声で)・・・黙らないか!!(大声で)」
驚いてキサンを見る臣下達。臣下が見てる中、臣下ではなく誰も居ない宙に向かってしゃべるキサン。
キサン「舌を抜いてやろうか?口を引き裂くか!!余計なことを言えないようにしてやろうか!!俺はできるんだ。俺が王、俺が朝鮮の王だ!!俺が王なんだ!!!」
立ち上がるキサン。
「陛下!!」という臣下の声に我にかえったキサン。消えたキサン2@幻を必死でさがすキサン。
部屋で休むキサンに声をかける大臣。
大臣「陛下、自重しないといけません。些細なこと一つで大騒ぎになる者共です。なのに・・」
キサン「睡眠のせいです。最近眠れなくて・・だから・・・」
大臣「陛下、王医を呼んで・・・」
キサン「王医を呼んでどうにかなる事じゃない・・・余の寝室を守ってくれる・・・人が必要なんだ・・」

サダムの乗った船が港に着いた。港に足を踏み入れたサダム。サダムを出迎え頭を下げる黒いベールのついた傘をかぶった女。

サダム「12年ぶりです。しかしこの朝鮮は、何一つ変わっていないです。」
女「予想なさったとおり、宮から使いがきました。」
サダム「そうか・・。これから、始まります。」
祭壇で祈祷するトハ。トハのまわりで風が動き、ろうそくの炎が消えます。手にした、姉にもらった鈴が激しく揺れる!!

トハ「ついに・・・動いた・・・。動いたわ!!」
翌朝。
タンゴル「トハよ」
トハ「12年ぶりです。確かに泣いたんです。オンニのうでわがとうとう答えたんです。」
タンゴル「トハ・・・ヨナはすでに・・・」
トハ「私が・・・私が確認するまでは、まだ終わってないの。私のオンニは間違いなく生きてるの。オンニは私が必ず連れて帰ってくるわ。それでは、行ってきます。」
ゴマ族の里を後にするトハ。

タンゴル「トハ!!」
振り向くトハ。ゆっくりトハに近づくタンゴル。
タンゴル「もしも、もしもだけど、一人の力で乗り越えることが難しい出来事にであったら、その時、尋ねなさい。夜警人を。」
トハ「夜警人??」
タンゴル「彼らなら、あなたを助けてくれるはずだ。」
トハ「どこにいるの?どこに行けば会えるの?」
タンゴル「それはお前の役目だ。お前自身が探し出さなければいけない事。分かったか?」
トハ「はい、肝に銘じます」
タンゴルはトハを抱きしめます。
タンゴル「無事でね・・」
頷き、旅立つトハ。
リンの屋敷の前の木の上に座って見てる三幽霊(笑)門があき、リンが出てきた。
リン「今日はどこに行って遊ぼうかな・・。」
ふと顔をあげると木の上に三幽霊が!!驚くリン。
少女霊「あれ??変だわ!!」
左相霊「変だって??何が変なんだ?」
少女霊「あいつ、私たちを見てるみたい」
ごまかすように咳払いをし行くリン。
ソン内官霊「おほほほ、お話にならないわ。どうやって私たちを見るのよ。」
少女霊「見えるに、10両賭けるわ。」
地上におりる少女霊。ソン内官霊と左相霊もそれに続きます。

三人がリンの前に!!ギクッとするリン。
「ああ・・眩しいなー」といい、黒メガネをかけるリン(笑)
そのまま行ってしまいます。
ソン内官霊「ほらみろ!!見えないんだってば!!そんな言葉を信じるなんて、私がどうかしてたわ。」
少女霊「あれー??確かに私と目が合ったはずなんだけどなー。」
左相霊「おれが見てもそうだったけどなー。」
山道を、袋をかついであるく一人の男。
「おい、そこに止まれよ。ここで止まれよ!!」と刀を向ける三人の男たち。山賊かな?

山賊「おい、俺たちが誰だかわかるか?俺たちはこう見えて、太白山で9年、白頭山で4年、智異山で5年、山賊として生きた年月は合わせて・・・合わせて・・おい、いくつだ??」
山賊「合わせて・・・ちょっとまってください・・いくつかというと、うーん・・・だから・・・それは・・・」
山賊「18だ!!」
山賊「そうだ!」
山賊「なんだ?お前今、数も数えられないのかと俺を馬鹿にしてるのか?」
仲間割れする山賊をおいて歩いて行く男。
山賊「おいおいおい!!止まれ!!止まれ!!止まれ!!おい、それ(荷物)は俺たちが貰っていく」
山賊「おい、何してるんだ、早くもってこい」
男の荷物を引っ張り落とす山賊。
山賊「何してんだよ、早く持ってこいよ」
山賊「変だぞ、びくともしない」
荷物を拾おうとする男。山賊は斧を男に向けて「じっとしてろ」と。
山賊「お前、俺を馬鹿にしてるのか?なんで話をきかないんだ!!お前、俺を嘲笑ってるのか!!なんでいうことをきかないんだ!!なんで!!」
山賊「冷静になれよ。だからさっさと・・・」
そういった時に、石が山賊の頭にぶつかった。
山賊「誰だ?」
山賊「なんだ??」
おおーー!!口笛を吹きながら現れたのはトハだ!!!
トハ「はっ!!あらまー、大丈夫??」
山賊「大丈夫じゃないんだけど!!」
山賊「お前は死ぬんだ、今日、このー!!」刀を持ってトハに向かう一人の山賊。簡単にやっつけるトハ。
仲間の山賊が「お前、何者だ」と斧で襲いかかろうとするのを止める男!!あっと言う間に倒して・・・もうひとりの山賊は男の眼力だけで逃げちゃった。
って・・・やっぱりー!!この男は。サンホン様じゃないの!!!山賊たちは逃げ出して行ったよ。
トハ「格好いい♪」
サンホン「今後は他人の事に首をつっこむな。」
トハ「生きてたら、助けたり助けられたり、そういうものでしょう。まったく・・・。私は、自分の事じゃなくても、黙ってることができないんです。」
サンホン「ここの人じゃなさそうだけど、どこから来たんだ?」

トハ「さっきの山賊たちが4年住んでた所です。白頭山。私は、白頭山のマゴ村から来たの。」
サンホン「マゴ?」
トハ「あ!!マゴ族を知ってるの?だったらもしかして・・」
言葉を遮るように
サンホン「知りません。聞いた事もない。」
行ってしまうサンホン。
トハ「まったく・・・変な人だわ。」
サンホンの後ろをずっと歩いてくるトハ。
サンホン「なんで私についてくるんだ」
トハ「ついていってるんじゃなくて、行くべき道を行ってるだけです。こっちに行くと、漢陽じゃないですか??」
サンホン「そうだ・・・。漢陽ではどこか留まる場所はあるのか?」
トハ「まぁ、漢陽も人が住んでる場所だし、どこか寝るところの一つくらいあるでしょう。なかったとしても、夜空を布団にして寝ればすむことだし。私、そんなこと気にしません。」
漢陽の街中で、美しい妓生が馬に乗って・・・。なんという美人だと感嘆の声をあげる男たち。リンも嬉しそうに見てるよ。

男「うわー、本当に綺麗だ」
男「まったく!!命が10個あっても足りないぞ。」
男「いや、それは何の話だ??」
男たちの会話を聞くリン。
男「メヒャンと寝ようとした男は、みんな、屍になって戻ってくると言うぞ。とにかく、命が惜しいなら、メヒャンのそばに近づくな」
男「だから、あんな話が出てきたのか?」
男「どんな話だ?」
男「あ・・」
喋ろうとしたところで後ろで聞いてるリンに気づいた男たち。
リン「ははは。続けてください」
リンはメヒャンに会いに春花楼に。
「春花楼のメヒャン・・・屍になって戻ることになっても、男たちは蛾のように群がって。命が惜しいから、手を出すことができない。だからってじっとしてたら他の男に取られるのは嫌で。メヒャンの服の紐を解いた男は、朝鮮最高の風流男児だと認められる」
カヤグムを演奏するメヒャンの腕を取り、抱き寄せ、その頬を撫で・・・チョゴリの紐を解こうとするリン。
メヒャン「大艦・・・おわかりでしょう?私の噂を・・・」
その時、街の男が言ってた「メヒャンの服の紐を解いた男は、朝鮮最高の風流男児だと認められる」という言葉がリンの脳裏に。
リン「メヒャン・・・私がそれほど弱い男に見えるか?」
メヒャン「大艦が傷つくのを望んでないんです」
リン「私を思うそなたの心・・・それがあれば、私は傷つかないはずだ」
メヒャン「大艦・・」

キスをしようとしたとき・・・
「まったく、じれったいね」という声が。おかしいと思い・・そっとあたりを伺うリン。
気をとりなおし、メヒャンにキスをしようとすると、「そうだ、口さえつけろ!!そうすりゃお前も歩いて出ていくことが出来なくなるから」
横で霊が見てるのに気づいたリン。
霊とは逆の方向に、メヒャンを押し倒したリン。
霊男「あらら、そうきたか。続けるつもりか。だったら私もほっとけないな。」
リンの服の襟を掴む霊男。
霊男「このー!!こいつめ」
リンをメヒャンから引き離し、襲いかかる霊男。メヒャンには霊男が見えないから、リンがひとりでもがいてるのが見えて。
メヒャン「大艦!!大艦!!」
リン「はははは・・だ・・・大丈夫だよ。あああ・・・(苦しみだす)」
メヒャン「ほらみてみなさい・・・ダメじゃない・・・これはなんなのよ!!一生愛されることもなく、一生、これはなんなのよ!!」

霊男「だったら私は??私が捧げたものは何だったんだ??一生涯、よそ見もせずに勉強だけしてきた。しかし君に出会い、お前だけを愛してきたのだ。心を伝えられず死んだ私は・・・私は何なんだ!!」
泣き出す霊男。そんな霊男に向かって、
リン「間抜け」
霊男「俺に言ったのか?」
われに返り、再び霊男が見えないふりをし、咳き込んで、
リン「メヒャン、私は今日、大事な約束があるのを忘れていたよ・・・ああ、俺って間抜けだなー。それじゃ、また会おう」
逃げるように部屋を出るリン。
部屋の外には多くの人々が!!
「生きてるぞ」と驚く人々。

きゃーー☆きゃーー☆きゃーー☆そこにやってきたのは、ウリユノーー!!もとい、ムソクだ!!いやーん♪素敵すぎです!!

人々は、リンが手にしてるチョゴリの紐をみて驚愕!!沸き起こる拍手。調子にのって、その紐を皆に見せつけるリン(苦笑)
一緒にきたムソクの友人は「やはり月光大君だね。メヒャンの服の紐が月光大君の手に渡ったって事は、本当に挑戦の最高風流男児って事になるな」と。

ムソク「わざわざ忙しい人を呼び出したのは、こんなつまらない場所に来るためだったのか?」
友人「お堅い友だな。赴任地が発表されるまで少し楽しもうって事だよ。」

そこにスリョンが!!
ムソクを捕まえ、「どこですか?大君は?」と聞くスリョン。
そこに「月光大君万歳」とリンを賞賛する人々の声が!!胴上げされてるリンに気づくスリョン。リンの元に行こうとするスリョンを止めるムソク。
ムソク「妓房です。婚姻もしてない君が来る場所じゃない。」
ムソクの手を振り払い、リンの前にきたスリョン。

リン「スジョン嬢!!そちらもメヒャンに会いにきたのかな?」
笑いながらいうリン。メヒャンの紐を取り上げ火の中に捨てたスリョン。
スリョン「大君、いつまでこうやって年月を浪費して生きるつもりなんですか?」
リン「年月ってなんだよ・・・(苦笑)」
「自分の女がいるやつが、他人の女に手をだしたのか?」という声が聞こえたリン。「なんだと?」と当たりを見渡すと、メヒャンに取り憑いてる霊男が妓房の屋根の上に!
「まったく・・・」そういった霊男は瓦を踏みつけた!!すると霊男の霊力で浮かび上がったたくさんの瓦!!一斉に地上に飛んできた!!
次々と瓦にぶつかって倒れる人々。第二弾の瓦がスリョンに向かって!!リンが体でかばった!!リンの背中に当たる瓦。再び飛んできた瓦を・・

きゃーーー☆素敵ーー!!ムソクが駆けつけ、素手で叩き割った!!最後は蹴りで!!忌々しそうに消える霊男。
ムソク「(スリョンに)大丈夫か?」
スリョン「大丈夫です」
ひと段落かと思ったら、霊男は隠れて見てて、目の前にいた男に乗り移ったよ!!!!
リンに向かってくる男!!しかし、それをムソクが華麗な武術で押さえます。男から抜け出す霊男。われにかえった男。
こんどはまた、別の男に乗り移ってリンを襲う霊男。リンもまた、片手でその男を突き飛ばします。
リン「頼むから、もうやめようぜ」
リンの首を締め上げる霊男。袋からとうがらしの種を出し、火にくべたリン!!咳き込んで、「また会おう」といい男から抜け出た霊男。
スリョンの前にきたリン。
リン「大丈夫か?」
頷くスリョン。
リン「(独り言のように)やっと行ったか・・俺を殺そうとしやがって・・」
ムソク「行ったって?誰が行ったというんですか?」
リン「いや・・・そうじゃなくて、まぁ・・地震が過ぎ去った・・・そういうことだ。いや、地震じゃなきゃ、何なんだ?まさか・・・幽霊のいたずらだとでも言うのか??ん??」
そこで・・・大勢が自分を見てることに気づくリン。ごまかして笑い、拍手をして、
リン「今日の春花楼の酒代はすべてこの方・・」
とムソクを指そうとして・・・ムソクの視線にびびって(笑)その手を下げ、
リン「この人が(自分を指して)責任を取ろう」
大喜びする人々。
スリョンと共に帰路につくムソク。

ムソク「大君に大きな情を寄せるな。そうするとお前だけ傷つく。」
スリョン「辛い??なんで??」
手の指輪をムソクに見せるスリョン。

スリョン「これは、一年間ずっとつけて来たんです。私にとても似合ってるし、綺麗だし。だけどもう飽きちゃった。明日宝石売りが来たら、新しいものと交換するわ」
行こうとするスリョンを呼び止めるムソク。
スリョン「そういうものなんです。大君様にとって、都城の女たちは、こんな装飾品。新しいものが出れば欲しがり、飽きたら捨てる。これが人の常なんだから理解しないとね。それじゃ、先に行きますね」
寝殿で、ひとり酒を飲むキサン。「陛下、昭格署の官吏がお越しです」との知らせが。招き入れるキサン。うわ・・・昭格署の官吏としてやってきたのはサダムだ!!(昭格署の官吏をドリュと呼ぶので、以降、ドリュと書きますね。)
サダム「わたくしサダム、陛下にお目にかかります」
キサン「つまらない詐術で余を陵辱しようとするなら、お前の首をもらうことになるぞ」
サダム「陛下、どうして微賎な私の命の話など口にするんですか。陛下の眠りの妨げになるのではと気になります。」

布団に入ったキサンの枕元にお香を置くサダム。そして、サダムの見守る中、眠りにおちるキサン。眠ったのを確認すると、こっそり呪術を唱えるサダム。お香から出てくる白い煙の色が緑になり、王の方に・・・。
とある宿の入口で。
女主人「あんた何なの?あんたがなんであの旦那と一緒に来たのよ。」
トハ「私ですか?私は白頭山から来たトハです。」
女主人「誰があんたの名前を聞いたのよ!!名前じゃなくて、旦那とどんな関係なのよ!!」

「これ!!」と女主人に声をかけた男は「娘かもしれない。憎まれ口を叩いて原点されるなよ。」と小声でアドバイス。「娘??」
トハ「変ねー。あのアジョシが間違いなく、ここに来れば、すごく心が美しくて、綺麗ーなオンニが良くしてくれるって言ってたのにな・・・そんなオンニが・・・いないわね・・。居ない。」
女主人「待って!!本当にそう言ったの?旦那が、綺麗で心が美しいって。」
頷くトハ。
トハ「私が間違えたみたいです。」
女主人「待って、待って、待ってってば。冷や飯が残ってるから・・・違う違う、あったかいご飯をあげるから行くなら食べて行きなさい。」
トハ「ありがとうございます」
部屋に入ったトハが小窓あけ、一息つきます。

釜に運んで来た石を入れ、どんどん火を燃やすサンホン。に・・に・・・肉体美~♪そして剣を作ってるよ。そんなサンホンの姿をうっとり眺める女主人(まみまみと重なる・・・笑)
夜・・・宮廷の通路を歩くサダムは、何かの気配に気づきます。あ。。。あの前王が石にした龍神の石像だ!!すっかり蜘蛛の巣がはって忘れ去られた状態になってるよ。
夜道を案内する内官がしゃべりだします。
内官「儒者たちが昭格署を廃止しようとどれだけ陛下を攻撃したか。もしもドリュ様が宮廷内に出入りしてることが知られたら、陛下が困った事になるので、お気を付けに・・・」
内官が振り向くとサダムがいない!!
自分の感じる龍神の気を辿って宮廷内を探し歩くサダム。しかし・・なかなか見つからず・・・
サダム「どこにいらっしゃるんですか。私が必ず探し出して差し上げます・・・」
寝殿でそわそわと歩き回るキサン。
内官「陛下、ドリュが参りました。」
キサン「そうか!!早く入れろ!!早く!!はははは!!よく来たな!!」
キサンに香を炊いてもらい布団に横になってるキサン。
キサン「さぁ、近くに来てごらん。」
キサンの枕元に座るサダム。
キサン「なんでお前を今頃知ったんだろう。残念なことだ。」
サダム「至福の限りに御座います。」
キサン「余のそばにいてくれ。ずっと・・・末永く・・一緒に・・・」
サダム「陛下、そう致しますよ。陛下とずっと一緒にいますよ。」
キサン「ありがたい・・・ありがとう・・・」
キサンが寝たのを確認したサダムはキサンの顔の上に不気味に手をかざします。
サダム「陛下は多くのものを手にするでしょう。陛下たくさん手に入れれば、私がたくさん手に入れられるじゃないですか。」
キサンの耳元に口を近づけたサダム。
サダム「なんでか分かりますか?もうお前は、私のものになるのだから。」

そっとキサンに息を吹きかけ、高笑いするサダム!!
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