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朱豪 チュモン(全八十一話)
第十一話~第ニ十話


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(第七十一話~最終話はこちら)


 ~キャスト~
 
チュモン(朱蒙) : ソン・イルグク

ソソノ(召西奴) : ハン・ヘジン

テソ(帯素) : キム・スンス

ユファ(柳花) : オ・ヨンス

クムワ(金蛙) : チョン・グァンリョル

ヘモス(解漱) : ホ・ジュノ

 

第十一話

チュモンには並々ならない才能が潜伏してたみたいだね。剣の上達も早く、弓も一発で引ける力もあって。ヘモスですら驚いてるよ。そんなチュモンの元に、トチからヨンボがワイロをもらって手をくんだことを知らせに来たプヨン。プヨンはチュモンのせうで、トチに苦しめられてて・・・でも見返りを求めないプヨン。そんなプヨンに感謝の意をしめし、抱きしめたチュモン。

それをソソノが偶然見てしまうんだけど、心中穏やかじゃないみたいだね・・・。

マリ・オイ・ヒョッポはチュモンに、ヨンダバルで働けるようにしてほしいと頼みます。チュモンはヨンダバルに。三人を商団で使って欲しいとソソノに頼んで。でも丁度そこに、テソがやってきたーー!!チュモンはテソと二人で話がしたいとソソノにたのみ、テソに、自分は何の力もないから、命だけは助けてほしいと頼みます。テソは、今までチュモン母子が陛下からの寵愛をうけ、自分たち母子がどれほどの屈辱を味わったかを話し、それがチュモンを殺める理由だと言います。しかし、もはや、テソは外交を、ヨンボは軍をまかされた今、チュモンなど取るに足らない相手だと。でも、もし、再びテソの怒りをかうような事をしたら、ころすとおどし、テソは帰って行きます。

結局マリ達三人は、最初は、荷物持ちだったけど、やってられない!!と、護衛を希望します。その実力が認められ、三人はヨンダバルの護衛になれたよ。

クムワは、大将軍に、隠密にヘモスを探すよう指示します。それを知ったプドゥクプルは、ヨミウルの元に行き、絶対陛下とヘモスを会わせるべきではないと熱弁を。ヘモスをころそうとした話もします。驚くヨミウル。ヘモスをころしてはいけないというのは天命だ。

ヨミウルは神通力にたけてるピョリハを使い、ヘモスの居場所を突き止め、単独で向かいます。ヘモスに、幽閉したのは自分であり、クムワは何も知らなかった事、そしてそれはすべて扶余の為だった事を正直に話し、ヘモスは現れると、混乱が起き、漢との戦争もはじまるので、遠くに逃げてほしいと頼みます。漢との戦争を避けるためなら、決してできないと言うヘモス。しかし・・・ヘモスの愛するユファが傷ついてしまうと話すヨミウル。今、ユファは、クムワの側室だと告げます。それを聞き、「その王子は、まさかチュモンではないか」と聞くヘモス。ヘモスは、遠くに行くことを受け入れるけど、条件として一度だけユファに会わせてほしいとヨミウルに言います。

ヨミウルが密かにヘモスに会いに行ったのをしったプドゥクプルは、テソに、ヘモスの話をします。ヘモスを生かしておくと、扶余の危機になるから、テソ自ら、ヘモスをころすべきだと。それを聞いたテソは、母である皇后に、ヘモスの話をききます。その時、皇后は、定かではないが、チュモンは王の子ではなく、ヘモスの子かもしれない・・・ユファとヘモスは情を交わしていたと話を。

テソは、弟ヨンボに、王には内緒で200の軍を用意するよう指示を。このヨンボだけど、兄に、トチと取引するのを戒められたのに、内緒で、鉄器工房の剣をトチに横流ししてるんだよね・・・。それを知ったヨンダバルは、しばらく状況をみようと静観してるけど・・・なんかヨンボって浅はかさんで、イラつくわー。

ヨミウルは悩んだあげく、ユファを連れて山中に。「決して今日の事は誰にも言ってはいけない」と釘をさし、自分は先に山をおります。そしてユファの前に現れたのは・・・ヘモスだった!



第十二話

ヘモスに会ったユファは、自分がヘモスの子を身ごもり、ヘモスをころした扶余に復讐し、息子にヘモスの意志を継がせるため、宮に入った事を告白します。そして息子の名前はチュモンだと・・・チュモンが息子だと確認し、驚きと共に喜びを感じるヘモス。ユファはチュモンに父の話をすると言うけど、ヘモスは、ユファとチュモンとクムワの為にも、このままチュモンは王の子として育てるよう言います。

ヘモスとわかれ、宮に戻ったユファは、どうしてもヘモスと一緒に余生をすごしたくて、クムワに、お願いをします。その願いを聞き入れるクムワ。ユファは宮を出てヘモスと暮らすというが、それだけはダメだと言うクムワ。自分がヘモスを説得するから、宮でヘモスと暮らせと言います。そして山に向かうクムワとユファ。

チュモンに弓を教えるヘモス。息子だと知りつつ、父だと明かせないせつなさ。自分の技術をチュモンに教え込みます。そして。。。ヨミウルとの約束を果たすため・・・遠くに行くため、チュモンに、母に会いに行くようすすめます。何も知らず、帰りに酒を買って戻ると元気に出て行くチュモン。

しかし。。。テソ達の兵がすでに山に向かっていた。

山を下りるチュモンは、三人組に、兵が山に向かってると聞き、師匠の元に。数百の兵と戦う師匠を見て、助けに行こうとするが、「犬死にするだけだ」と、三人組はチュモンを気絶させ止めます。

ヘモスはすごく強くて、百人以上の軍とたった一人で互角に戦って。でも・・・最後に無数の矢に射抜かれてしまいます。とどめを刺したのはテソだった。

すべてが終わった後、ヘモスの元に来たユファとクムワは、変わり果てた姿のヘモスを見て、ショックをうけます。昔ヘモスが望んだとおり、山際に遺体を置くクムワ。

それ以来、ユファは食事も取らず、伏せってしまってて・・・・。誰の仕業か調べたクムワは、軍が動いたことを 知り、ヨンボを問い詰めます。兄に指示され動いたけど、相手がヘモスだと知らなかったヨンボはびびっちゃって・・・。そこにテソが!!テソは、扶余の安泰の為、そして漢に攻撃されない為、自分がころしたと言います。強いショックを受けるクムワ。テソを斬ろうとするが・・・やはり息子を斬ることはできなかった。

一方、チュモンは、師匠が亡くなったのは、自分のせいだと思いこみ、酒と女浸りの生活を。ショックを受けてるチュモンには時間が必要だと、費用を密かにだしてるのは、ソソノだった。チュモンは、兄たちが師匠を殺したのを見て、自分と居る人は皆ころされてしまうと言い、完全に廃人状態で。遊んでるチュモンを見つけたトチの手下ハンダンは、トチにそのことを伝えます。丁度底には、ヨンポと宮廷使者も、密取引にきてて。横流しした剣を、トチったら敵対国に売ってるらしいよ。それも宮廷使者の指示だって。一番高値で買うからって・・・あああ・・・またアホヨンポったら馬鹿な事してるよ・・・

ハンダンは、トチとヨンボの命令で、チュモンをころしに!!突然、ハンダン達に襲われるチュモンとムソン。実は、クムワは、使者に、チュモンを宮に呼び戻すよう命令したんだけど、チュモンがそれを断ったんだよね。酒と女びたりろくでもない生き方をしてると聞いたクムワは丁度チュモンを訪ねてきてて、その戦いを見ます。

以前とは桁違いに強くなってるチュモンを見て、部下に手を出すなと指示するクムワ。




第十三話

ハンダン達をすばらしい武術で追い払ったチュモンの前にクムワが。クムワは、チュモンに母が死線を彷徨ってるから、宮に戻るよう言います。それを聞き、母の看病に戻ったチュモン。すっかり気落ちしてた母ユファだったけど、ヘモスの子、チュモンに大業を果たさせるという誓いを思い出します。そして、チュモンもヘモスとした約束・・・母を守るという約束を思い出して・・・

ヘモスは、チュモンから、すばらしい師匠に武術を教わり、強くなったと聞き、その師匠を問います。それはまさしくヘモスだった。それを聞いたクムワは、これこそ天の思し召しだと考え、ヨミウルにも相談せず、皆を集め、「三人の王子に競わせ、太子を決定する」との発表をします。そしてチュモンにも兄同様に、役を与えるというんだけど、チュモンは、宮内では軟弱なままの自分になってしまうから、宮の外に出たいと言います。そして自分を磨きたいと。それを聞いた母ユファは、息子の頼もしい成長を感じます。

面白くないのは、王妃と宮廷使者だ。長男であるテソが太子になるのが慣例なのに、どうして三人を戦わせるのか・・・これは、チュモンに期待してるからではないかと考えて。なんとかクムワの考えを改めさせようとするんだけど、決意は固かった。

アホ王子、ヨンポと、宮廷使者は、トチと組んで、敵国に武器を横流ししてるんだけど、これを心配するモパルモは、チュモンに相談します。チュモンは、口外すると、モパルモの首も危なくなるから、口外しないよう助言を。しかし・・・トチと敵国の密取引の現場をヒョンド城のヤンジョンの部下に押さえられてしまいます。

ヤンジョンから「武器製造をやめるように言ったのに、まだ密取引をしてる事実が見つかった以上、漢との交易は停止する」との命令文が!!そして、クムワにヒョンド城まで来いとの司令。

激怒したクムワは、お頭であるモパルモを問い詰めるんだけど、チュモンの言葉を思い出し、知らないと言い張ります。ひやひやしてるヨンポと宮廷使者。宮廷使者ったら、自分が全貌を明らかにしますなんてクムワに言って。お前がやったんだろうーー!!(激怒)

ヒョンド城に行くというのは、あまりにもクムワには屈辱的な事だった。でも、漢との交易がとまれば、塩が手に入らず、扶余の民は生きていけなくなってしまう。そこで、テソが名乗りをあげます。王の代わりに自分がヒョンド城に行くと。

もし・・・テソが漢との中を修復したら、その功績で王に評価されるだろうとチュモンに言うユファ。お前はどうするんだと聞かれ「そろそろ宮を出る時が来ました」と言うチュモン。

宮を出たチュモンは、ヨンダバルの商団に!そしてヨンダバルに挨拶をし、自分を商団の荷係にしてほしいと頼んだよーー!




第十四話

チュモンは結局ヨンダバルの荷係として、王子としてではなく、ただの下働きとして働くことに。

ヒョンド城にいったテソは、ヤンジョンに会うが、王でないと話をしないと却下され、その後、何度足を運んでも会ってもらえなかった。ヤンジョンは、テソは次期王に一番近い人物であり、利用できるのを分かってて、わざとどうでるか、無視してるんだよね。テソはこのまま手ぶらで帰るわけにはいかないと、策を練ります。

その頃、兄に忠実なヨンポをけしかけるのは、トチだった。トチは、自分が後ろ盾になってオクチョから塩を手に入れるといい、ヨンボこそ太子になるべきだと持ち上げ、その気にさせます。

トチはヨンダバルに、以前取った塩を帰せと手紙を送ってきた。トチがヨンポと手をくんだと気づくソソノ。ソソノは、チュモンに、兄たちがこうやって功績を挙げるため動いてるのに、あせらないのか・・・もし、助けが必要だったら自分が助けると話すけど、チュモンは、我関せずで。やきもきするソソノ。

しかし・・・無能なふりをしてるだけで、今回王がくれた機会をかならずものにし、太子になると強く心に誓ってたのだ。それをムソンとオイ・マリ・ヒョッポにだけ告げ、ムソンを密かに宮に入れ、様子を探るよう申しつけます。

ヨンポは、トチを通じて塩一千石を入手。手柄として父王に、報告します。褒められ良い気になってるヨンポの前に、兄テソが!!なんと、漢との交易を復興させ、塩一万石持って帰ったというのだ。その手柄を深く賞する王。

しかし・・・実はテソったら、ヘモスの首をヤンジョンに差し出したんだよねー!!ヘモスをころしたのは自分で、父がヘモスにあうと、漢と戦っただろう・・・漢との戦いは、自分が王である限り望まないし、武器製造も、密取引もしないと言ったテソ。ヘモスの首を漢の天皇にわたせば、ヤンジョンの功績はかなり評価される。ヤンジョンはテソが太子になれるよう協力をするとテソに。

それを聞いたソソノは、商団の荷係に甘んじてるチュモンにけしかけようとするんだけど、のれんに腕押しで。実は、お忍びでテソがソソノに会いにきたとき、商団で働いてるチュモンとソソノの部屋でバッティングして、こんな事してるチュモンが情けないと、屈辱的な言葉を投げかけられてて、それも悔しくないのかと問うソソノ。チュモンは、それも、鍛錬になると言います。

そうそう、王は、ヨミウルに、20年もヘモスを隠してた上、ヘモスをしなせることになった罪で、二度と政治の事でヨミウルには相談しないと激怒して言ったよ。そこでヨミウルは、国中の神女を集め、会議を。そこで、多勿弓が折れてるという話を耳にします。これは不吉の前兆では・・と驚くヨミウル。




第十五話

結局テソに大手柄を持って行かれたヨンポは、悔しくて荒れてて。トチの元で酔い、プヨンに手を出そうとするんだけど、プヨンに拒否され、一段と不機嫌に。プヨンだけど、チュモンがトチから解放してあげようとするんだけど、トチったら足下をみて、プヨンと兄弟全部で10万両だなんていって・・・。今は無理だけど、必ず助けるとプヨンに約束したチュモン。

多勿弓の事で、不信に思ったヨミウルは、酔ってかえってきたヨンポを問いただします。多勿弓が折れてると聞き、つい、兄も自分も弓に弦すらかけられなかったと白状を。それを聞いたヨミウルは、神通力にたけたピョリハをつかい、三人の王子をみせ、どうやらチュモンが弓を折ったと気づいたみたいだよ。

ソソノは、兄たちが功績をあげたのに、本当に焦ってないのか聞くんだけど、チュモンは、所詮その場しのぎな功績を挙げただけで、漢にたよらないと塩を入手できないという根本的な問題は解決されてないと指摘。ソソノはチュモンが思ったより思慮深いのに気づきます。

チュモンはついに行動を隠密にはじめます。それは、炒鋼法を解明することだった。ムソンを鉄器工房の護衛兵にし、モパルモに、内密に炒鋼法を研究させるのだ。モパルモは、ヨンダバルが炒鋼法を知ってると言ってたのを思い出し、訪ねにいきます。嘘も方便で適当に誤魔化すヨンダバル。しかし嘘から出た誠か・・・そこから得たヒントでモパルモはついに折れない剣を作り出したのだ。

いつまでたっても、宮廷使者が武器横流しの犯人をみつけられないのにしびれを切らし、自分が見つけてもう一つ手柄を立てようとしたテソ。しかし・・・弟ヨンボと叔父である宮廷使者が犯人だと知ってしまいます。二人を問い詰めるテソ。この事実を知ってる他の者を聞き出し・・・モパルモが知ってると知ります。モパルモを消すよう指示するテソ。

ムソンを護衛に、モパルモはチュモンに出来た剣を届けようとし・・・そこで族に襲われます。ムソンはその剣で応戦。助けを求めてチュモンの元に来たモパルモ。チュモンがかけつけ、事なきを得ます。しかし・・・チュモンはその族の顔を見て、ヨンボの手下だと気づき、テソとヨンボの元に!!

チュモンは横流しの事実をしってることを言い、これからは兄の脅しに屈しないと宣戦布告を!そして、これから余計な事をしたら、兄たちに大きな外が及ぶだろうと逆に脅します。

母の元を訪ねたチュモンは、母が結婚前、亡き祖父からコサンという山国に塩があると聞いた話を聞きます。商団で行首に聞いても、山で塩が取れるなんてあり得ないと一笑されるが、コサン出身の者を三人に探させ、裏付けを取ったチュモン。ソソノの元に行き、お嬢さんと取引をしたいと話を持ちかけたよ!!

そうそう、テソだけど、ソソノに土産を渡しながら、愛の告白をしたよねー。ソソノ、どうするのかな?



第十六話

ソソノはチュモンに聞いたコサンに行くため、父ヨンダバルを説得します。サヨンは、長い目で見れば、今、敵になる扶余に塩を渡すのは得策ではないと反対を。どうやら、ヨンダバルは扶余を支配するのが目的みたいだね・・・しかし、ソソノはチュモンを助けたいし、先行き扶余と戦う時が来たらチュモンを利用するし、必ずチュモンを太子にしてみせると言います。コサンに行った前例はなくかなり険しい旅になる。ユファはチュモンにヘモスにもらった指輪を渡します。いつか好きな人が出来たら渡すようにと言って。

テソは、宮にソソノを呼び出すんだけど、ソソノはそれを断ります。自分から商団に向かうテソだけど、向かう前に、ヨンポから、ヨミウルに多勿弓の事を話したと聞き激怒!まったく何をやっても足手まといな弟だねー。でも兄のそういう態度が段々ヨンポもむかついてきてるみたいだね。

ヨンダバルに着いたテソはソソノを探すけど、もう出発した後で。チュモンもいっしょに行ったと聞き、顔をしかめます。ソソノとチュモンの出会いをヨンダバルに聞いたテソ。あの底なし沼でチュモンを助けたソソノは、始祖山にチュモンを送ったと聞き、チュモンは始祖山に行ったのではないかと疑問に思ったみたいだね。

ヨミウルは、人間の力では折れるはずのない多勿弓が折れたことをクムワに伝え、不吉の前兆だと伝えるが、クムワは、ヨミウルの話を無視し、これからも神宮は口出しをするな、すべては王である自分が決めると言われ、激怒します。国中の神女を迎え、王に断りなく10日間の祭祀を強行!!これでは内部分裂だと心配するプドゥクプルと王妃。しかし、クムワもヨミウルも一歩もひかない。

それでなくてもヒョンド城に敵対してる国々が集まって、何か怪しい状態なのに・・・。そんな中、ヒョンド城のヤンジョンが自ら、クムワに会いにきたよーー!!

旅の途中でヘンインで宿をとった商団。ヘンインといえば、あのソソノの初商談で、ソソノが激怒し、将軍の首をはねろと言い、商談が決裂したあの国だ。ソソノに気づいたヘンインの兵は、将軍にそれを伝えます。ソソノに恨みを持つ将軍は、ソソノを連れ去るよう指示。夜中、ソソノの部屋に賊が!!戦うソソノ。異変に気づき駆けつけたチュモンは、応戦を。チュモン、メッチャ強いよーーー!



第十七話

ソソノを連れ去ろうとした将軍ペマンは、今や匪賊の頭になってるのね。匪賊と聞き、驚くソソノ。サヨンはすぐに扶余へ戻るべきだと言います。ソソノは考えたあげく、撤退を決意。しかし、密かに匪賊の調査をしたチュモンは、商団には被害を与えないからといって、二日間、待ってもらうよう頼みます。チュモンはオイ・マリ・ヒョッポをつれ、なんと匪賊の砦にわざと捕まって潜伏します。夜になり行動をしようとしたんだけど・・・運悪くペマンの元にトチのハンダンが取引の為きてて、チュモンの計画がばれてしまいます。

完全に捕まったチュモンをころすよう指示するハンダン。ハンダンは、トチの元に行き、このことを伝えます。喜び勇んで、ヨンポに伝えないとと言うトチ。それを盗み聞きしてたプヨンは、ショックを受けます。

クムワの元に来たヤンジョンは、漢の為に一万の援軍を差し出すよう申し立ててきた。勝てば得るものも多いだろうが、負けると民の反発がつよくなる。それに、漢の為に、プヨンの若い兵を差し出す事は、クムワに取って、耐え難い事だ。しかし・・・これを断れば、塩を入手できなくなってしまう。

ヤンジョンは、テソに、クムワを説得するよう言います。テソはヤンジョンに、兵に鋼鉄の武装をさせ、その武装させたまま帰還させる事と、二度と交易を阻止しないことを約束させ、クムワを説得しようとするが、うまくいかない。ヤンジョンは、テソにどんどん圧力をかけて行きます。

そして・・・・クムワが出した結論は、援軍は出さないということだった。激怒するヤンジョンに、いつでも応戦してやると強気に出たクムワ。もう漢との戦いは避けられない。戦うにも・・・塩がないと生活すらしていけなくなってしまう・・・。ヨミウルは、10日の祭祀に、クムワが来なかった事と、今回の決断を神宮に相談しなかった事をクムワに追求するが、クムワは、神の名を語って、王の決断を阻止しようとするなと言い、完全にヨミウルと決裂を。

約束の二日がたったが帰ってこないチュモン。ソソノは決断を迫られ、自らペマンの元に行くと言い出します。幼い頃父に言われた「敵とも商談しないといけない」という教えを思い出したと言って。ペマンと取引するため、自ら敵の砦にサヨンと共に行ったソソノ。ソソノを見てチュモン達は驚きます。ソソノにまで危害を与えてしまったことを詫びるチュモン。そんなチュモンにソソノは、「私の運命はチュモン王子に託します。だから、もししんでも後悔しません」と!!ペマンに呼ばれ、牢を出るソソノに、チュモンも「私の運命もお嬢さんに託します」と!




第十八話

ソソノは、さすがヨンダバルの娘。ペマンに、いっしょにコサンへ行かないかと取引を持ちかけます。ペマンはソソノを信じ、商団の護衛としていっしょにコサンに行くことに。

トチからチュモンがしんだと聞かされたヨンポは大喜びで王妃とテソにそれを伝えます。しかし・・・今までの事があるから、信用しないテソ。悔しがるヨンポ。テソはチュモンの事より、ソソノの事を心配し、ヨンダバルの元に。しかし、ヨンダバルは、ソソノならどんな逆境でも乗り越えると楽観視してて。同じ頃、ユファの元にプヨンが。チュモンの危機を聞き、ヨンダバルの元に。ユファに楽観視しすぎてると言われたヨンダバルは、相当の危機だと、ウテを派遣するが、無事、ソソノは危機を乗り越え、コサンに向かってると知り、安心します。

ヨンダバルは、当面の塩をプヨンに贈り、その見返りとして、プヨンの鉄器技術者を借りる約束をします。鉄器工場をつくるのがヨンダバルの夢らしい・・・。

プヨンは塩の不足で、民の間でも争いが絶えなくなってきた。そして、クムワとヨミウルの溝ももう決してうまらなくなっていた。ヨミウルは、ユファに、クムワを説得するよう頼むが、ユファは、漢の支配下になるのは耐えられない、クムワとヘモスの意志を尊重するし、その大志を息子チュモンにも受け継がせるつもりだと完全に拒否します。

コサンに着いたチュモン達だったが、コサンは、想像を絶する程、貧しい国だった。誰に聞いても、塩山など知らないというし、国中探しても塩山は見つからない。だまされたのでは・・・と話してるところに、一人の老人が現れます。老人は、塩山はあると、案内を。塩山はあるが、巫女のチュユソンが、塩山は神のものだといって、人間が立ち入るのを禁止したらしい。そのせいで、どんどんコサンは貧しくなっていったというのだ。

老人の案内で塩山にたどり着いたチュモン達だったけど、チョユソンの兵士に捕まってしまいます。代表としてチョユソンと話するソソノ。国を守るはずの巫女が、国を苦しめてると、反論するが、巫女が塩山を守るのには理由があったのだ。それは・・・以前コサンが滅亡の危機に瀕したとき、ハベク族に助けられ、この塩山は、滅亡したハベク族の子孫が必ず居ると信じてるチョユソンが、ハベク族に捧げるため、守り続けていたのだった。ハベク族は、まさにユファの産まれた族であり、チュモンはハベク族の子孫だ!それを聞いたチョユソンは、深くチュモンに敬意を表します。

扶余では、もう、これ以上塩を手に入れる事ができなくなり、クムワは自らオクチョに攻め入る事を決意。テソは、自分が先陣に立つと言い、手柄を立てようとします。それを知ったヤンジョンは、兵をオクチョに向かわせた!このままでは漢との戦いになるのも否めない。死をも覚悟して出陣しようとしたとき・・・チュモンが帰ってきた!!

チュモンは、戦争などする必要はないといい、扶余が生涯困らない塩を手に入れたとクムワに言います。チュモンが生きてた事にも驚くけど、チュモンの手柄に驚愕するテソとヨンポ。



第十九話

チュモンの手柄を賞し、クムワは宴をします。そこで、クムワはチュモンに何でも一つ願いを聞くと言うが、その手柄をソソノに譲ったチュモン。ソソノは、自分の部族と扶余との友好を願って・・・。今回の件で、ソソノは自分の心にチュモンが居ることに気づきます。商売人だから今まで損得でしかものを考えられなかったのに、チュモンには命もかけられた。宴の途中でテソに呼び出されたソソノ。テソは、自分は必ず太子になり、ソソノを王妃にすると言います。

この宴にヨミウルは参加しなかった。プドゥクプルは、クムワにヨミウルと仲直りするよう説得するけど、クムワの決意は固くて・・・。ヨミウルの方も、そうだ。ヨミウルはプドゥクプルに、チュモンを太子にしてはいけないと言います。多勿剣を壊したのはチュモンで、チュモンはヘモスの息子だと言います。

テソは、太子になるため、内密にヤンジョンに会いに行きます。もし、チュモンが太子になれば、漢との友好はありえないと教えます。テソ不在中、王はチュモンを特大使として任命し、ヤンジョンに文書を贈るよういいつけます。それを知った王妃は、特大使はテソこそ適任なのにと激怒。

ヒョンド城に行ったチュモンは、ヤンジョンに、「これからは漢の干渉を一切うけない」という王の文書を渡します。激怒するヤンジョンに、強気で敵対心をあらわにするチュモン。チュモンが特大使として来たと知ったテソは黙って居られず、チュモンに、一体どんな文書を渡したのか問い詰めるけど、逆にチュモンは弟としてではなく特大使として、なぜテソがここに居るのか問います。激怒するテソ。

今回の件で、すっかり信用を失ったヨンポは、トチと絶縁を。悔しがるトチ。しかし、ハンダンが怒るトチに罠をしかけるよう、知恵をつけます。チュモンの居ない今、プヨンをどれいとして売ったという噂をオイに聞かせるよう仕向けたのだ。プヨンと聞くと、見境のなくなるオイ。罠とは知らず、プヨンを助けたい一心で、トチの言うことを聞いてしまい、テソとヨンポの前で、チュモンが今、隠れてやってることは、炒鋼法の解明で、モパルモと協力して進めてる事をばらしちゃったよーー!




第ニ十話

特使者として、見事に王の意志を伝えたと褒められるチュモン。この上炒鋼法までチュモンに手にいれられては太子の座が危ないと、テソは鉄器工房を部下に視察させ、工房の職員に進み具合を調べさせます。それを見かけたムソンは怪しみます。

ユファから、ヨミウルが多勿弓を折った者が悪運をもたらすと言いにきたことをチュモンに伝えます。王にばれてはないようだが、ヨミウルは気づいてるのかもと・・・

その頃、プドゥクプルは、内密にテソを呼び出し、多勿弓を折ったのはチュモンだと教えます。今の王では、それを言っても効果が薄いから、切り札として大事に取っておくよう言うプドゥクプル。

プヨンが漢のどれい商に売られたと聞いたチュモンはトチの元に。売ってしまったものは分からないとしらを斬るトチ。オイはプヨンを餌にされ、次々と情報を流させられます。葛藤するオイ。

宮内では、王妃がヨミウルを神女から蹴落とし、マウリョンを新神女にしたてようと動き始めます。マウリョンが神女だと、テソを太子にするのにも都合の良い王妃。ヨミウルと不仲な王は、すべて王妃に任せると言ってしまって・・・

それを知ったヨミウルは自らヨンダバルに手をさしのべ、力になると言います。ソソノは危険すぎると言うけど、商売の成功に危険はつきものだと言うヨンダバル。

宮に来たヨンダバルとソソノを呼び寄せたテソは、正式にソソノを夫人にしたいと申し入れます。ソソノの心にはチュモンしかいない。そかし、テソの申し込みを断れば、母国に災いが起こるかもと機具して悩んでて・・・それを知ったウテは、ソソノが一人の女として幸せになることが一番大事だと助言を。それを聞いたソソノは、勇気を出して、チュモンに求婚の話を相談し、自分の心は決まってると、暗に気持ちを伝えます。自分をつかまえていてと言うソソノに、「自分の運命は、ソソノと共にある」と言い、一人の女との約束を守れなかったと話した師匠の話をし、自分は必ず約束を守ると誓います。

チュモンはどれい商に詳しいウテにプヨンの事を調べてもらい、プヨンが売られてないことを知り、ハンダンをおどしてプヨンを助け出します。

助かったプヨンを見たオイは、自分のしでかした事を告白。激怒されると思ったら、逆に土下座して、自分の配慮のなさを謝るチュモン。そんな姿に、仲間の心はチュモンへの忠誠心でいっぱいになります。トチは、一度裏切ったオイをチュモンが信用するはずなどないと思いこんでて。そこにオイが、こんどはチュモンの指示にしたがっておとりになり、トチの元に。



注意 

こちらの写真は個人的に楽しむため掲載したものなので無断転載・転用を堅く禁止します。