天の言葉は天地神堂を通して伝えられるのか?私は同意できない。人々の意志が天の意志だ。人々の意志が変われば天の意志も変わるという大長老。ホゲ父は、一体テジュ城で何があったのかききます。真実は何なのかと。
大長老は、1つの神物が目覚め、光とともに太子が消えたと教え、タムドクもジュシン王だと言います。お前が、待ってたジュシン王はホゲだと言ったじゃないかと激怒するホゲ父。これからどうホゲを助けるか、火天会は考えてるところで、2千年も待ったから間違った王に仕えることはできないという大長老に、ホゲ父は、貴方の心はもう決まってて、気が変わるのが早すぎるんじゃないかと反論。今すぐ貴方が王をころさせたと訴えましょうかと、脅します。しかし逆に、影の陰謀者が誰か・・・明かすこともできると脅し返します。トラの尻尾を掴んでしまったというホゲ父に、すでに掴んだならきちんと使うべきだと言う大長老。ホゲ父は大長老の望みを問います。
あの光の悪夢に目覚めたホゲは、キハの元に。キハはホゲに剣を向け、タムドクを殺したのかと聞きます。もしそうだったら、最愛の人の敵をとるといって。その最愛の俺の従兄弟、タムドクがジュシン王だったらどうする?と聞くホゲ。自分が見た閃光の話をし、キハを朱雀の主人として、自分をジュシン王として跪いたとき、自分が王だと確信してたのか問います。もしかしたら、自分はジュシン王ではないのかもしれない・・・・だから朱雀の貴方が一回私を刺してみてくれ。
それを聞いて、タムドクは生きてるという事なんだな?と言うキハ。ホゲは、貴方が本物の朱雀の主だったら・・私がジュシン王だったら殺せないはずだ・・・心臓を突き刺してくれ」と、胸をはだけて催促します。
ゾルノ族の長が、がジュシン王の為に亡くなった息子達を天に送ります。ジュシンの壇君上、アリセ(三足カラス・・・ジュシン帝国の象徴)を送り、息子達の魂を受けたまえと言って・・・
こっそり出て行こうとするタムドクを待ってたスジニ。コムルの人は、国内城に行ってはいけない!敵がいっぱいだと言います。タムドクがゾルノ部族と結託して高句麗の王を殺したと噂になってることを教えます。師匠が「部族の息子を捕まえ王にしろと言ったのに、しなかったからころしたという噂です。ですが、王(タムドク)はホゲの剣で敵をうたれてなくなったことになってる」と、教えます。タムドクを王と呼ぶ師匠。しかしタムドクは、父の亡骸を見るまで信じないと言う。師匠はタムドクに、「キハという女に殺されたんだとまだ分からないんですか?私たちが仕えるのは、今ここにいるジュシンの国の王なんです」と言います。タムドクは「私は一人で生きていく。矢から自分を守るため、仲間をしなせた人間だ。女と幸せに暮らすためにこの国も父も捨ててきた人間なんだ。そんな私に王だと??」と言い出て行くタムドク。ついていくスジニ。
ホゲ父は、大神官の元に行きます。貴方は本気で高句麗の安全と平和を望むのですか?私と同じ道を進むべきじゃないですか?というホゲ父。私は天のお告げを伝えるだけで、どうして共に歩む必要があるのだと言う大神官に、老いるまで天地神堂と共に生き残りたいなら、もうすこし考えろと脅迫めいたことを言うホゲ父。
国内城では、テジャ城主になぜタムドクをつかまえなかったのだという非難が。わざと高官(貴族達)の前で、タムドクの事を聞くホゲ父。無知な城主を利用し、ホゲ父とジュドは、タムドクの後ろに居たホゲ軍の事を、タムドクの警護をしてたカクダンの軍だったことにし、ジュシンの剣をカクダンがタムドクに渡してた証言を城主にさせます。その剣で王が刺された話をし、なんとタムドクがカクダンを使って王をころさせ、持ってこさせたとでっちあげを。王宮には生き残りは居ない。唯一、カクダンが太子に剣を届けたのを見た城主だけが証人だった。
ホゲ父は、王の死因が分かるまで、タムドクの権限を取り上げると宣言を。タムドクのタイホ命令を出し、タムドクは襲われる前に、自分でここにこなければいけない、天が示す新しい王が王位につくまで、すべての高句麗の問題は、五部族長が決定すると言い、皆はそれに同意を。
そして街には、「今日の神月の夜に天地神堂は天の変わりに尋問する。太子タムドクは、進み出て弁解すること」との張り紙が。
平民のふりをして街に出たタムドク。無理矢理ついてくるスジニに関わるなと言うけど、どうして拒否するのか理解できない・・・本当はコムルの人や私が死ぬのを恐れてるのでは?と言います。王の遺体のある天地神堂にいくのか?彼女の元にいくのか?と聞くスジニ。彼女がヨン家に居ることを知ってるスジニは、自分が行ってくるといいます。でも・・・彼女が太子を殺さないか心配してて・・・タムドクは、今一番信用できないのは、お前とお前の師匠だ。キハは私が11のころから信頼してる人だと言います。
鍛冶屋では、一人の戦士が酒場で「テジャで太子がホゲと戦い、光をはなって太子とスジニを含む三人が消えたらしい」という話を盗み聞きして教えるんだけど、誰もしんじてくれなくて・・
キハは、大長老に、彼が去ったらそれでいいと言ったはずだ。陛下までころす必要はなかった。彼は手紙だけで喜んで王位を譲ったのに。」と言うキハ。「「そうしなかった理由が二つある。一つは、そんなに苦労しないで出来たら火天会の功績にならない。二つめはキハと太子を引き離すためだ。」と言う大長老。
貴方にもホゲにも、彼が安全になれば戻ると約束したし、実際戻ってきたと言い返すキハに、身も心も持ってこいと怒鳴る大長老。火天会では、火の神女が、心を再び乱すことは許されないから、王がしんだのも、太子を逃亡者にしたのも、すべてはキハの誤った心の為だ。と大長老は言います。それをこっそり忍び込んでたスジニが聞いてしまった。
それでもスジニは、召使いのふりをしてキハの元に。茶をだすふりをして、手紙を渡します。でもちょっとすれ違ったサリャンはすぐに、あの競技会にタムドクと一緒に出てた女だと見破り、大長老に教えます。
天地神堂でタムドクに会った大神官は、タムドクが生きていたことを知り、天に感謝します。亡き王の棺の前で、今までもらった数々の言葉を思い出すタムドク。王は泰室で亡くなってて、ほとんどの近衛兵は死んでいたけれど、一人だけ生き残っていたと教える大神官。その戦士は、「陛下は神堂に、巫女と二人で入りました。私は外から警護していたが、中から悲鳴が聞こえた。当主カクダンが戸を開けたとき、後ろに居た。私も見ました。巫女が陛下の心臓に剣を突き刺していました」と教えます。ショックで飛び出すタムドク。そんなタムドクに、大神官は、この国はすでにヨン・ガリョ(ホゲ父)の手に落ちました。遠くへいって、二度と戻らないでください。それが太子の生きる唯一の方法ですと、言います。
馬小屋で、キハを待つタムドクとスジニ。外に出て行こうとするキハに、「生き残りの近衛兵が、太子に、王が亡くなったとき誰と共にいたのか・・・・誰が王の心臓に剣をつきさしたか話をしました。キハ様は、前王をころしたひとです。それでも会ってもらえると?」と言う大長老を無視して出て行くキハ。
しかし、キハより先にサリャン達の兵が、馬小屋に。闘うタムドクとスジニ。それを見つけたキハは、止めに行こうとするけど、サリャンに制止されて。
キハを見つけたタムドクは、キハの元に行こうとするが、スジニが怪我を。結局スジニを助け、逃げるしかなかったタムドク。
コムル村に戻り、治療を受けるスジニ。危険だった毒はなんとか抜けた。しかし傷はかなりひどい。意識が戻ったスジニに、「11才の頃から信じた女だ。」と力なく言うタムドク。「普通裏切る人間は、身近な人なんだよ」というスジニに「悪かった・・・もう少しでお前を死なせるところだった。私の過ちで、父上が死んだ。テジャ城で息子達をしなせた。お前の師匠が閃光を発したとき、私を王と呼んだ。お前はどうだ??師匠の言うことを信じるか?」と聞くタムドク。
スジニは、自分の傷を見せ、子供の頃から、いくら痛くても血だらけでも、一晩寝ると全部治るの。毒が問題だけど、その毒は火天会だけが使っている。私は王様みたいだと思ってる。王になれば、どれだけの人が死ぬか、王が突撃しろと言うと何千もの兵士が命をかける。人が死ぬ度落ち込んでいたらどんな王になるかしら?だから、王様は、それがどんな痛みでも、一晩で治す力がなきゃ。それでこそ、次の日出かけて、何でも必要な事が出来るから。私は王だ!私に続け!!そう言うのよ!と言うスジニ。そして、もう寝るって・・・
タムドクは「ありがとう」と一言言い、立ち去ります。
大長老は、「各部族の息子は命を失った。とても悲劇的ではありませんか?おそらくジュシン王の為、血の捧げものでした」と言います。ホゲ父は、「タムドクが神堂に来たそうだ。平民の服をきて、亡き父に敬意を表していたそうだ。昨日まで生きてた父が死んだのだから、息子にとっては衝撃的だったに違いない。太子が王になるために父をころしたと民は本当に信じるだろうか」と不安げに。笑う大長老。我々は、四つの部族も支配した。その噂も、人々が広げれば真実になる。人々は真実を知りたいとは思わない。ただ、話の種が必要なんだと余裕の大長老。
太子は王室の葬儀に現れるかもしれない・・・太子は無実を主張するだろう。太子を信じる者もいるはずだと言うホゲ父。
太子が一人で現れるのだから、これ以上何を求めますか?と笑う大長老。
ホゲはキハの元に行き、明日が天地神堂で葬儀をする日だと知ってるかと聞きます。昨日会ったから、あいつが来るかどうか知ってるのではないか?だったらあいつに神堂にはくるなと伝えろ。来たら生き残れないと。カオリの剣(審判の剣)の事をきいたか?と言うホゲ。
その頃、ホゲ父と大長老は、カオリの剣の話をしていた。天地神堂の大神官が審判をする方法だ。王族と貴族以上がしっていてはいけない事だ。その剣を罪人の心臓に突き刺す事になっている。外部の人が知る必要はない。法律より上にある人を罰する方法で、カオリの剣を受けて生き残ったものは居ない。
無実の人が居なかっただけだと言うホゲ父に、明日太子が神堂でカオリの剣を受け取ることを知っていますと言う大長老。
ホゲはキハに、あの男の事だから来るかもしれない。だから貴方が来ないように言ってくださいと。来たら、私の手でカオリの剣を使って彼を裁くからと言い去るホゲ。
キハは大長老に、明日天地神堂に行くと言います。朱雀の主人として。誰もが私がホゲを王と認めたと知っている。だから私が行かねばならないと。
大長老は、太子が来ると思いますか?と問います。来れないはずだ。我々が手を出さなくても書く部族長達はじっとしていないだろうと言われ、「来るはずです」と言うキハ。
太子が来たら、ホゲ父がカオリの剣を使うと言い張る。その剣は、罪の意識を審判するために心臓に突き刺すのに使われる。心臓に突き刺されるのに、愛によって生き残れるのか?敵を滅ぼすために使われる法を超えた方法だと言われ、「来るはずです」と言い張るキハ。
大長老は、キハに、彼が来たら、待ってる貴方を見て彼が喜ぶと思うのか?今やキハは父をころした女だ。何をしでかすか分からないと言います。
キハは、彼が来たら生き残れないのは分かっている。でも最後に会わなければ・・・最後の息を引き取るのを見れば信じられますと。貴方が生きた朱雀を確保したいなら・・・私が言った言葉はお願いではなく脅迫ですというキハ。
師匠は、三人の部族長の子が死に、怒りに満ちているから行くべきではないと太子に説得を。
自分に自信があるんですか?自分で死ぬつもりですか??死んで欲しいと思ってる人に向かっていくのですか?もうすこし知恵をつかえませんか?と。
タムドクは、ジュシン王は天が選んだのでしょう?私が本当の王だったら天が守るでしょう。それとも信じないのか??偽物と思ってるのか?私も信じられないから行くのですと言います。そしてついていくスジニ。結局師匠もついていって・・・
天地神堂では、息子達をころしたのはタムドクだと、ゾルノ族と一緒にやったと大騒ぎだった。そして・・・・王の死因も明らかだと・・・近衛三当主が陛下を刺したのは事実だと。そして剣を盗み、それをタムドクに渡したと堂々と話すホゲ父。
「その通りです」そう言って、タムドクがはいってきたー!!「この剣を確かに受け取りました」と見せ、カクダンから受け取ったと。最後まで王を守り、私の元にこれをもってきたと。前王が、天の意志により太子にたてたタムドク、天の命令に答えるためにここにきました。そう堂々と言うタムドク。
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