強いひきつけで、病院に運ばれたハル。なんとかドンジェのお陰で、危険は脱します。でも、このままだと、どんどんひどくなり、意識がなくなってる間の事は本人は思い出せないんだけど、それが頻繁になり、手足の自由もなくなっていき、記憶も失っていくと聞かされたウンヘ。それでもハルの側に居たいって・・・
院長は戻ってきたハルをなんとかしようとするんだけど、もうハルに尽くす手はなくて。ドンジェは、「何よりもハルを救う手を研究するのが医者としての責任です」っていうんだけど、院長はまだ事業拡大をあきらめられなくて。
今回の事が新聞沙汰になり、ドンジェは失意の中、一人ハルを助ける方法を考えてて・・・そんなドンジェに、同じチームの医者達が「ハルの状況をちゃんと話ししてほしい」って頼むんだよね。ドンジェは、この緊迫した状況を皆に話し、「抜けてもいいんだ」って声をかけるんだけど、全員が「先生とは運命をともにするつもりです。一人で抱え込まないで僕たちにも手伝わせてください」って・・・
ドンジェはピルグに、「全てを失って、始めて、自分は一人ではないって気づいた。皆に助けられてた事に。周りがみえるようになった」と素直に話します。ピルグは、院長に「君も僕も同じ人間なんだ。もうやめるんだ」って言うんだけど、「私はちがうわ」って、どうしても折れなくて。
ハルはウンヘに連れられて、校長達の待つ家に。皆がハルのことを知ってるのに知らないふりをしてくれて。どんどんと、体の不自由になってくるハル。ウンヘが「大丈夫、大丈夫」っていうたびに、情けなく、辛く感じてしまって。
ドンジェは、ハルを助ける最後の手段の話をします。それは、脳にうめこんだ電極をはずして、切除すること。そうすれば、けいれんも起こらなくなる。命も助かる。でもハルは知っていた。そうすると、自分は元に戻ってしまうか、それ以下になってしまうことを。
手術を断固拒否するハル。ハルに残された道は三つだけ。しぬか、元に戻るか、それ以下になるか。ハルが元に戻っても、それ以下になっても生きてて欲しいと言うウンヘに、「俺は死ぬことや元に戻ることを恐れてるんじゃないんだ。君を忘れてしまうこと、君を愛してることを忘れてしまうことが怖いんだ」って・・・
ハルの意識が後退し、自分が今何をやってるのかも覚えて無いほどになって・・・そして皆の前でおもらしまでしてしまったハル。「大丈夫、大丈夫」と、それを拭くウンヘを押しのけ、お風呂に閉じこもってしまって。
無理矢理ドアをあけたウンヘの前には、水のシャワーをかぶって浴槽で座ってるハルが。
「恥ずかしいんだ。恥ずかしくて君の顔もみれないんだ。君にこんな姿を見られたくないんだ」そう言うハルに、ウンヘは始めて「愛してる」って伝えます。愛してるから、たとえ私を忘れても、私が貴方を覚えてるから・・・だから生きててほしい・・・ハルを抱きしめて、正直に話ししたウンヘ。
その夜、ハルは母に捨てられた時の夢をみます。母はハルを捨てた訳ではなかった・・・目の前で交通事故にあったのだ。ハルはアイスクリームに夢中でそれに気づいていなかった。夢の中の母は、「捨てたんじゃなくて、行こうとしてたの。貴方は不幸だった訳じゃなく、最初から幸せだったのよ」って、ハルの頭をなでながら、「むすんで開いて」の歌をうたってくれて・・・
次の朝、目覚めたハルは、同じ布団で眠ってるウンヘのおでこに、おでこを寄せて・・・ドンジェの元にいったよーーー!!「戻りたいんです。ウンヘが笑顔を失っていくんです。俺が苦しんでるから。だから・・・もうもどりたいんです」
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