憎くてももう一度



 

 この映画は1968年に大ヒットをした映画で、2002年に三回目のリメイクをされたものです。パク・ヨンハがでていると言うことで、みました。

スジョン(イ・スンヨン)はシングルマザーだ。ジヘ(ハン・ジヘ)という幼い娘が居る。ホームシッターのおばさんに娘を頼んで、写真記者の仕事を必死こなし、生活していた。そして、彼女は心から娘を愛していた。彼女には同業(写真ではなく映像関係)の、ヨンハ(パク・ヨンハ)という恋人が居る。ヨンハは心から彼女を愛しており、プロポーズもしていた。彼女は彼の愛に答えようと、結婚を決意するが、彼の母親の反対で、再び話は振り出しに。ヨンハを心から愛せない理由・・・。それは彼女には心から愛した人が過去にいたのだ。ジファン(イ・ギョンヨン)が既婚とは知らず愛し合ってしまい、彼に子供ができたことを言わないまま、別れたスジョン。その後彼には会っていないし、ジヘにはパパは亡くなったと伝えていた。

そんなある日、会社の健康診断で、彼女は肺ガンであり、もう手の施しようが無いことが判明する。残されるジヘの将来を思い・・・スジョンは別れた恋人のジファンに会い、ジヘの存在をあかし、ジヘを引き取ってくれと頼むのだった。


 ネタバレ追加


 うーん。この映画、ジヘの演技でぐっとくるシーンはあるし、何と言っても悲しい話だから、もっと感情移入したかったのに、音楽や効果音が邪魔して、正直あまり感情移入できませんでした。

大げさなんです。火曜サスペンスの犯罪のシーンや、ホラー映画の幽霊が出るシーンばりに、悲しいシーンには音楽流れるんですよ。もっと悲しい音楽にすればいいのに、どうしてこんなにおどろおどろしい音楽が・・・・

それに効果音。例えば、ジスを引き渡す直前のシーン。スジョンが泣き叫ぶジスに、「ママは疲れたの。もうゆっくりしたいのよ」と、心にもない言葉を投げかける時、「ドーン」という、大きな音と共に、泣いてたジスが、「ガーン」ときた顔をするんですが、見ててうるうるしてた私の目から涙がさーっと引いてしまうように、気持ちが引いてしまいました。まみまみだけ??

女優さんや俳優さんが、演技が良くないと言うわけではないと思うんです。演出なんでしょうが、かなり引いてしまう表現多くて。すごく悲しい映画なのに薄っぺらく感じてしまって。大ヒットした映画のリメイクだから、皆筋を知ってて、前と違った描き方をするっていうのが目的だったのでしょうか?

ヨンハを心から愛してないといいつつも、(ヨンハが側に居ることを望んだんですが)「私の最後の時にはあなたに見送られたい」とかいうし。それに、甲斐甲斐しく通ってくれるヨンハに、「今度生まれ変わったら、絶対あなたに先に会って、あなただけを愛するわ」と言ったと思ったら、彼女が病気だったと知って、ジスを連れてやって来たジファンに、「あなたの事・・・今度生まれ変わって、同じ状況で出会っても、絶対また愛するわ」なんて言ったり。感動的なシーンなのに、言ってること矛盾しまくってて泣けない・・・。

それに、ジファンには、自分の病気を告げずに、「結婚するから」と言う理由で子供をお願いするんです。ジスを引き取った後、彼女が電話も変えてしまって連絡つかなくなって、そのままだったんですね。

でもヨンハと闘病するスジョンを見かねた会社の上司の女性が、ジファンに会いにいって、真実を告げるんですが、「どうして無理矢理スジョンを探さなかったの?スジョンが気にならなかったの?」なんてジファンを責めたのも???と思ってしまった。この作品、リメイクされる前のものが見たいな・・・。

でも。ヨンハ役のパク・ヨンハ(本名と役名が同じです)。「冬ソナ」などとはイメージ違って、最初無精ひげ生えてたし。2002年の作品なのに今の方が若いです。それに、ジスがかわいいー。すっごく可愛いし、やっぱり韓国の子役ってすごいな。この映画・・・泣ける状態で見たかったです。「憎くてももう一度」


                 

 
※掲載写真の著作権は該当著作権者と所属事務所にあります。
 


まみまみの韓国ドラマ

目次へGO!
まみまみの韓国映画

目次へGO!
まみまみの楽天ブログ

へGO!