韓国映画「ライアー」　あらすじ　ネタバレ　まみまみ

なかなか面白かったです。タクシー運転手のマンチョル（チュ・ジンモ）は、貧乏ながらも清純で素直な結婚三年目の妻ミョンスン（ソ・ヨンヒ）が居るのだが、まだ結婚（婚姻届は出してないが）一年のお金持ちでセクシー美人な妻ジョンエ（ソ・ソンミ）も居るという、二重結婚生活をしています。タクシーの運転手という不規則な仕事だからこそ、うまく二重生活を楽しんでいたマンチョル。

彼の誕生日は、奇しくも、ミョンスンとジョンエ共々三年目と一年目の結婚記念日だ。時間をうまくずらして二回のお祝いの設定も完璧。そんな中、一人の男がタクシーに乗りこんできます。おろした先で、運賃として大金を渡されたマンチョルはホクホク！！しかし、客のバックをドアに挟んで走ってる事を知らず、追いかけてくる客が気が変わって、お金を取り戻そうとしてると勘違いしたマンチョルは、必死で逃げます。いきなり検問があり、突破出来なかったマンチョルは事故を起こす。その事故のお陰で、半年逃亡しており、１０万人の警察が動員されている懸賞金付き指名手配犯（さっきの客）を捕まえた事になったマンチョル。

突然時の人となり、新聞記者などから取材の要請が！！まずい！！懸賞金もなにもかもどうでもいい！！このままじゃ、愛する二人の妻に二重結婚がばれてしまう！！マンチョルは今の生活を守るため、必死で嘘をつき始めます。

ネタバレ追加

中盤まですっごく面白かったです。パク刑事は、自分の手柄の一歩手前でマンチョルに出し抜かれたと思い、マンチョルを調べるんですが、マンチョルをミョンスンの家に送ったのに、ジョンエからマンチョルの捜索願が出てたことや、執拗に取材を嫌がる態度から、マンチョルは懸賞金付き指名手配犯の仲間だと思いこむんです。一方、ほとんどの取材陣が、自宅に戻ったミョンスンとの家にやってきてるのに、一人だけキム記者が、ジョンエとの家庭に取材に来てしまうんですよね。偶然二重婚のことを知った、幼なじみで無職、ミョンスンとの家庭に居候してるサング（コン・ヒョンジン）にばれた事から、懸賞金を山分けすると、お金で釣り、協力を要請します。

でもこの要請が間違っていた！！パク刑事とキム記者が代わる代わるマンチョルとサングの前に現れ、二人で嘘をつきあい、どんどん墓穴をほっていきます。どうしても二重結婚を守りたいマンチョルは苦し紛れに刑事に「自分とサングはホモで、愛し合ってるんだ」と、無理矢理サングにキスをしてまで嘘をついたり（笑）サングも、ミョンスンの家に来たキム記者（先に、マンチョルはジョンエとの家に来たキム記者に、同じ名前のタクシードライバーの手柄らしいけど、自分は全く別人で、ジョンエと結婚してると言ってしまったから）に、自分が本当のマンチョルで、妻のミョンスンはアルツハイマーであり、「サング」という名前は息子の名前（そんな子はいない）で、ジョンエとマンチョル一家に養子に出す予定だなどと嘘ついたり（笑）

次々と嘘が嘘をよび、どんどん苦しくなっていく様は、本当に面白かったです。この先どうなるんだろうーって、どんどん話に引き込まれていきました。結構笑ったよ♪でも、終わり方はちょっと弱かったかな？でも、エンディング手前の状況から面白い想像も出来るよね～。ホモだって言った苦し紛れの嘘が刑事を通じてミョンスンにばれたり、ジョンエが女の姿をしたホモだって事になってしまったり、ジョンエとの家庭の上の部屋に住む、本当のホモのアレックスの存在や。その上、懸賞金付き指名手配犯が、実はホモだったことから一段とマンチョルが怪しくなったり。笑わせてもらいましたー♪

もうちょっと最後を面白くしてほしかったかな？（想像は色々できるんだけど）でも安心して見られるコメディでしたー♪「ライアー」

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