波浪注意報



 

 この映画は日本でヒットした「世界の中心で愛を叫ぶ」のリメイクであり、ドラマで人気のソン・ヘギョの映画デビュー作です。

平凡な高校生スホ(チャ・テヒョン)の学校には、男子生徒が皆憧れるマドンナ、スウン(ソン・ヘギョ)が居た。スウンに好意をもっていたが、雲の上の人だと思ってたスホ。そんなスホにある日、スウンが声をかけてきます。うれしさと戸惑いで混乱するスホ。スホがスウンと居ることで、男子生徒たちは嫉妬して妨害しようとするんだけど、スウンは笑顔でスホに平気で近づいてきます。

ある日、スホはスウンからポケベル?録音電話?(どっちからも録音した声が電話できけるシステム)の番号を教えられ、スウンがスホに恋をしてる気持ちを打ち明けられます。まさに実った初恋。スホは天にも昇る気持ちになり、二人はいつしか校内で公認のラブラブカップルに!!

スホがスウンと手も握ってないと知った友人のお膳立てで、二人っきりで島に旅行に行くことに!!期待と戸惑いでうろたえるスホに、積極的なスウン。二人はまるで新婚カップルのように島で過ごして・・・





 ネタバレ追加


 スホのいかにも平凡な男子高校生って感じが可愛かったです。テーマが「初恋」で、スホの葬儀屋をしてる祖父の初恋の話も平行して物語が進みます。

島で二人きりの夜を過ごす二人。そこで、ファーストキスを・・・ヘギョちゃん美しすぎるわー。スホの心の中心はスウンだった。スウンを中心にしてスホの世界は回っていた。幸せは絶頂だった。しかし・・・・島の岬で突然貧血で倒れてしまったスウン・・・

急いでスホは島から連れ出すんだけど、迎えにきたスウンの父になぐられてしまって・・・

貧血のはずなのに、入院したままなかなか学校にこないスウン。心配して病院に行くスホだけど、彼女の父が怖くて、なかなか親しく話できなくて・・・

そして偶然耳にしてしまった彼女の病名・・・「白血病」・・・・

~ここから、かなりネタばれなので見てない人は見ないでね~



















可哀想でした。無菌シートにベッドを囲まれてしまったスウンと、中に入れないスホ。シートをはさんでキスする姿は切なかったです。

不治の病という自分ではどうしてあげることも出来ない敵に闘うすべもないスホは、彼女の前では元気ぶって、影で泣くしかできなくて・・・祖父やスウンの言う「あの世で逢う」っていう言葉がずっと理解できなかった。

録音電話に自分の気持ちを告白しあうスホとスウン。でもどっちも結局録音できず削除して・・お互いにお互いの気持ちは分かってて・・・

スウンはスホに最後のお願いをします。「あの島にもう一度連れていって・・」と。

スホはスウンをどうしても連れていってあげたくて、船着き場に行くんだけど、その日は台風で・・「波浪注意報」がでており、どうしても船を出してもらえなかった。必死でお願いするスホ。そんなスホを見つめながら、スホと出会えたことを感謝するスウン。「貴方は私の波だった・・」そう心で呟きながら・・・目をとじて・・・

スホとスウンが付き合いだし愛をはぐくむ冒頭シーンは、時間制限のある映画のせいか、すごく早く描きすぎてて、「え?もう付き合ってるって事?」って思っちゃったσ(^_^;)アセアセ...

切なくて哀しい話だったけど、深くぐっと来る涙っていうのはなかったなー。日本版のセカチュー見てる人には物足りない話みたいです。私は見てないので、それなりに楽しめたけど、もう一つぐっとくるパンチが足りなかった気がしました。つまらなかった訳じゃないんだけどね。テヒョン君とヘギョちゃん主演なのに、勿体ないなー。泣かせてほしかったな。というのが感想です。 

 


                 

 
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