フェイス



 

 

シン・ヒョンジュン主演に惹かれて見始めた映画ですが、最初の方で「ええ??ホラーだったの?」とかなり勇気がいる展開に。最初の方は恐いけど、でも最後の方は切なくて、楽に見れました。恐かったシーンも、危害を与えようとしてるのではないのが分かったから。

復顔のスペシャリストヒョンミン(シン・ヒョンジュン)の娘は、心臓移植をしたが、経過が思わしくない。復顔の腕は韓国随一の彼だが、娘のために辞職願を出す。しかしソン部長はそれを受け取ろうとしない。身元不明の、体が薬品で溶けて骨だけになった殺人?被害者の遺骨が次々に出てきたからだ。ヒョンミンは、辞表を押しつけ、国立科学捜査研究所を後にする。

娘の心臓移植は成功したはずなのに、何度も発作を起こす事に疑問を持ったヒョンミンは、心臓移植の名医であり、担当医であるユン博士に臓器提供者に何か問題があったのではないか。提供者の身元を教えてくれと懇願するが、頑なに断られてしまう。

ある日、国立科学捜査研究所の後輩ソニョン(ソン・ユナ)が、四番目の犠牲者の遺骨(顔)を持ってやってくる。復顔の依頼にきたのだ。それを断るヒョンミンだったが、ソニョンはこっそりそれを置いて帰ってしまう。そんな中、ヒョンソンや、娘の前に幻覚や幻聴など、怪奇現象が次々と起こり始める。怯えるヒョンソン。そしてその現象はついに、ソニョンの置いていった遺骨からも起こり始める。





 ネタバレ追加


 「私を助けて。私が誰だか明らかにして」まるでそう懇願するように起こっている現象だと気づいたヒョンソンは、復顔を決意します。ソニョンを助手として、復顔作業に没頭するヒョンソン。そんな折、この殺人事件を追っている強力班の刑事は、被害者が皆ベータ・アルロジーという特殊な体質だったことに気づきます。そして、体が溶けていたのは内蔵を溶かして、隠したい事があったからではないかと憶測します。捜査をすすめるうちに、心臓移植のユン博士が、移植の24時間前には必ず臓器提供者を見つけてくること。そして、体を溶かす薬品を大量に使用してることを突き止めます。

再び拒絶反応で倒れたヒョンソンの娘。再度、ユン博士に臓器提供者の情報を聞こうとしたが断られ、ついに娘を転院させます。娘の体質はベータ・アルロジー。転院先では、「症状が思わしくないのに提供者の情報を明かさないのはおかしい」と聞かされます。深まる疑惑。もしかして、この遺骨は娘の心臓提供者なのではないか・・・・臓器移植に関わる殺人事件の犠牲者なのではないか。

幻聴や幻覚は、最初は恐ろしかったけど、段々被害者の叫びと気づき、切なくなってきます。そして、最後には単純ではない展開も訪れます。そうだったのかー。と驚きました。分かりやすい展開に最後は一ひねり。怖さの中にも切なさがあり、さすがシン・ヒョンジュンが選んだ映画だけあるなと思いました。「フェイス」

 


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