エンジェル・スノー



 

 第二のハン・ソッキュと言われるイ・ソンジェとコ・ソヨンの感動作です。おもちゃ開発の仕事をしてるイ・ソンジェと、アパレルメーカーに勤めるコ・ソヨン。皆に祝福され、結婚した二人は仲むつまじい結婚六年目の夫婦です。しかし子供が居ないという悩みが。特に、ソヨンは、両親を早くに亡くし、叔母に育てられたという生い立ちからか、強く子供を望んでいました。排卵日になると、ソンジェに早く帰宅するよう、懇願し、彼が出張の時は、ただただ子作り作業するためだけに、出張先のホテルまで押しかける程です。

二度の人工授精に失敗したソンジェは、「自分の精子が弱いのが原因でごめん。養子をもらおう」と持ちかけます。しかし、どうしても二人の子供が欲しいソヨンは、「これで最後にするから・・・ダメだったらもう子供諦めるから・・」と最後にもう一度人工授精をしたいとお願いするのです。ラストチャンスにかけた二人に朗報が!!なんと不妊治療が成功し、二人に子供が授かるのです。喜び合うふたり。子供のためにと、庭付き一戸建ての家に引っ越し、子供部屋もまるでおとぎの国のようにデコレートします。すごくほほえましいです。お腹の子供に話しかけられる機械を買ったり、子供日記をつけたり。名前も「ユンジン」と、つけて、二人で語り合う毎日。まさに幸せの絶頂でした。

そんな中、ソンジェはソヨンに内緒でと、産婦人科医に呼び出されます・・・





 ネタバレ追加


 「お子さんは病気にかかっています。生まれたとしても、長くは生きれません。全ての機能は麻痺し、目も見えず耳もきこえません。中絶をお勧めします」と・・・。思い悩むソンジェ。なかなかソヨンに言えません。そしてソヨンは、酔いつぶれたソンジェの持っていた書類から、事実を知るのです・・・。嘘に決まってる!!と、病院に掛け合うソヨン。しかしそれは事実で、その上、今まで子供出来なかったのは、自分の不妊症が原因だったという、事実を知ってしまいます。ソンジェは、彼女を傷つけまいと、自分に原因がある風に言っていましたが、実は彼女が子供出来にくい体だったのです。生まれてすぐ死んでしまう赤ちゃん。でもこの子は確かに自分たちの子供なのだ。お腹の中で生きているのだ。葛藤する二人。一時はソンジェのすすめで、中絶を決意するソヨンだが、お腹の命を感じた彼女は、出産を決意するのです。

その日から、二人は傷つけあい、ののしりあいます。見てて切ないです。自分だったらどうするか・・・。すごく難しいです。どうしてこんなに素敵な夫婦の子供がこんな目に?医師と酒を飲み、相談する中で、「子供は中絶して、よその子に臓器移植して、貢献するのが望ましい」と言われ、暴れるソンジェ・・・心配で駆けつけた叔母にまで当たり散らすソヨン。ソンジェは帰り道、叔母に会い、ソヨンのために結婚もせず育てて来て、ソヨンに悪態ばかりつかれても、大事な自分の分身だと思って生きてきたという話を聞く。叔母の深い愛情を知ったソンジェは、ソヨンとともに、子供を出産する決意をするのです。出産は雪の季節・・・。泣けました。ラストのソヨンの決断。彼女は愛情あふれる強い母です。優しい父ソンジェとともにきっと幸せに生きて行けます。悲しいシーンの後、そんな二人が見れてほっとしました。「エンジェル・スノー」


                 

※掲載写真の著作権は該当著作権者と所属事務所にあります。
 


まみまみの韓国ドラマ

目次へGO!
まみまみの韓国映画

目次へGO!
まみまみの楽天ブログ

へGO!