愛なんていらない



 

 クラブのNo.1ホストジュリアン(キム・ジュヒョク)にとって、女は便利な財布だ。彼の甘い一言で、ベッドを友にすれば、金もくれる。彼のポリシーは、「愛なんていらない」だった。愛など彼にとって必要じゃないものだった。しかし・・・へまをして一度ムショに入ったジュリアン。出てくると、クラブは除籍で、残忍冷酷なクァンスからは28億7千万という途方もない金額の取り立てが。期日は30日。これを過ぎると命はない。

そんな中、自分の弟分であり、ジュリアンが服役中に事故死したお抱え運転手、リュ・ジンが、資産家の息子であり、遺産を相続することになったとの情報が!!迷うことなくジュリアンは、ジンになるすますことに。ジンの両親は幼い頃離婚した。その父方はとてつもない資産家で、妹のミン(ムン・グニョン)だけが残されていた。

「女の扱いだったらまかせろ」とばかりに、ジンの家に。幸運な事に、ミンは13歳で視力を失っていた。自分が兄だと、調べ尽くした情報で近づくが、使用人や弁護士を簡単にだませたのに、ミンは心を開かず、ただ「出て行け」と拒絶する。彼女は言った。「愛なんていらない」と・・・・・




 ネタバレ追加


 ジンが兄であろうとなかろうと、ミンは誰かを自分の中に受け入れる事ができなかった。突然失った視力。それとともに、大事な記憶も薄らいで行く恐怖にずっと20歳になるまで苦しみ続けてきたのだから。

ジュリアンは兄を装い、得意の技法でミンの心に入り込もうとする。優しい言葉を発する彼の表情は・・実は冷酷だった。

時がたつにつれ、徐々にジュリアンに心を開きだすミン。作戦通りだと喜ぶジュリアンだったけど・・・まさにミイラ取りがミイラに。段々ジュリアンにとって、ミンは特別な存在に・・・今まで経験した事のない感情がジュリアンの中に生まれてきます・・・しかし・・・期日までに28億7千万を支払わないと、クァンスにころされてしまう。

葛藤を始めた頃・・・ミンの病気が悪化。手術をしないといけなくなる。その手術をめぐり・・・明らかになる、様々な陰謀と、それを知ってしまったミン。彼女のくだした決断は?そしてジュリアンはどうなるのか?

とても切なかったです。あの・・・ラストの幸せなシーン・・・あれはやっぱり・・・・。


                 

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