まみまみの愛☆ラブ☆韓国映画&ドラマ 韓国ドラマ目次 ホームへ戻る

製パン王キム・タック(全三十話)
第九話~第十六話


第一話~第八話はこちら)  第十七話~第二十四話はこちら

第二十五話~最終話はこちら

 ~キャスト~
 
キム・タック : ユン・シユン

ク・マジュン : チュ・ウォン

ヤン・ミスン : イ・ヨンア

シン・ユギョン : ユジン 


第九話

ジングは最初、刑務所での大魔王のパン作り講習奉仕の時は、全く社会復帰をするつもりなどなかったのに、パンを知って、人間らしくもう一度生きる夢を持ち、パルボン先生の元に弟子入りしたんだね。初めて会ったジングの腕の風車を見て、すぐにあの少年タックが探してる人だと気づいたパルボン先生は、この奇妙な縁を受け入れたんだね。そして12年後、ジングのせいで変わり果てた姿で現れたタック。タックにしてしまったこの大きな罪をどうやって償えば良いのですかと、泣いてパルボン先生に問うジング。ジング先生は、タックに言ったように、「待つのだ」と教えます。

タックは、会長宅に忍び込み、会長夫人に会い、すべて夫人の仕業だろうと復讐をしたかったけど、脳裏に「優しく生きてきた訳じゃないようだ・・・」というハルボン先生の声がよみがえって。ああ・・・結局思いとどまるんだよね。この時、あの離れの作業場で、湿度をはかり、昔タックに教えた言葉を口にし、タックを思い出してる会長を見かけたタック。作業場でパンを相変わらず作っている会長をみて、「特別な息子だ」と言ってくれた事を思い出します。

駅で寝ていたタックは、物乞いの父に殴られる娘を見かけ、助けようとするんだけど、先に一人の女が物乞いに食ってかかってて。それに加勢するタック。しかし、女が運動家だとばれ、二人で警察に追いかけられて。タックに気づかず、とげとげしく行ってしまう女。しかし、タックはその女の言葉で「ユギョンだ」と気づき、追いかけるんだけど、もうそこには居なくて。落ちていた帽子には、ユギョンの名前が。

オモ!チャリムもユギョンと同じ大学で、一緒に運動をしてるのね。

マジュンは、会長がおいしいと言ったパンのレシピを探して世界中を渡り歩いてたんだね。そして、パルボン先生のボンパンのレシピも求めてパルボンパン屋に来たみたい。でもレシピは先生の頭の中にあるのよね。

ハン室長は夫人に、マジュンは会長に認められる為、頑張ってるから、信じて何も聞かずにそっとしてやってほしいと頼みます。会長の気持ちなんかどうでもいい、私から揺さぶってやると意味深な事を言う夫人。

創立30周年パーティの日、理事から、夫人が株を自分に内緒で買ったことを聞かされた会長。夫人を問い詰めると、「あなたと同等になりたかったから、買ったのよ」と悪びれもせず言う夫人。タックを戸籍から抜いてくれれば、手に入れた株を全部会長に譲ると脅します。

チャリムに、パーティの招待状をもらったユギョンは・・・弟が日本に留学してて、パーティに来るはずだと聞き、マジュンの事なのにタックの事だと思いこんでて、パーティに向かいます。それを見つけたタックは、ユギョンをこっそり追いかけて行き、パーティ会場に。つけてきたタックを刑事だと勘違いしたユギョン。タックを見つけたハン室長。

ここがコソンのパーティだと知り、入るかどうか悩んだタックが意を決して入ろうとしたら、男達に取り押さえられて。

パーティにやってきたマジュンに「先生に認められる自信はあるのか」と聞く会長に、最善を尽くす覚悟だと答えるマジュン。

ユギョンはてっきり日本に行った弟がタックだと思って来たのに、マジュンだと知りがっかりします。もう一人の弟の事を聞くんだけど、チャリムは、弟は一人だけだと答えて。

殴られるタックの前に、ハン室長が。「お前の人生の最大の間違いは、この世にお前が生まれて来たことと、再び俺の前に現れた事だ」と言う室長に「俺が出て行けば、オンマは助けると言ったじゃないか、なんで約束を守らなかったんだ」と食ってかかるタック。「情けない奴だ」と捨て台詞を残し、去っていく室長。その後、ぼこぼこに殴られて。

パーティ会場で会長夫人にぼろくそ言われ、追い出されたユギョンに声をかけるマジュン。見覚えがあるから声をかけたんだけど、あなたが勝ちたくても勝てなかったタックに会いに来たと言われ、あの時会ったユギョンだと気づくマジュン。

来るまで連れて行かれるタックは、なんとか車から逃げ出しユギョンの大学に。ユギョンに帽子を渡し、幼かった頃、踊ったあの曲を歌います。タックだと気づくユギョン。そのまま気を失うタック。




第十話

施設に行った日、アボジからぬすんできた金を、物乞い一家にあげるユギョン。物乞いの父は、ユギョンに帽子をあげ、大きくなったら立派になり、貧しく力の無い者に良いことをしてくれと言われ、産まれて初めて夢が出来たんだね。そして韓国大学の社会学科に首席合格。一度も首席を逃した事ない反体制活動家のユギョンに興味を持って声をかけてきたのがチャリム。あの帽子の名前も、なくしても戻ってくるようにと、チャリムが書いたのね。

目が覚めたタックは、夢じゃなくて本物のユギョンだと知り、ユギョンを抱きしめます。

会長に、株の事を聞かれ、知らなかったと答えるハン室長。夫人に資金提供した人物を捜し出し、株を会長に譲渡できるように出来なかったら、ハン室長に責任をとってもらうと言う会長。この話をこっそり聞いてしまったマジュン。

ユギョンのご飯を幸せそうに食べるタック。今までどう生きてたのかと聞かれ、オンマは探してる最中で、パン屋で働いてると言うタック。ユギョンに、パン屋に会いに行くと言われ、パン屋に戻ったタック。しかし、大魔王はタックを追い出してしまいます。一度だけ許してやってほしいと言うジングに、タックはパンに対する礼儀がなってないから受け入れられないんだと説明する大魔王。

あきらめず、朝早くから厨房をぴかぴかに掃除したタックだったけど、大魔王に受け入れてもらえなくて。

タックが戻ってきたとハン室長から聞き、命がけで阻止しろと命令する夫人。そして会長に、マジュンを後継者として会社に入れるよう言います。次の理事会までに入れなかったら、フランスから新しいシステムを入れる事に反対票を投じると脅して。

落としたパン生地で、パンのかたちを作って遊んでいたタックの作品を見て、目の前で作ってみろと言うパルボン先生。餃子屋でアルバイトしてるとき、湿度を感じられるようになっていて、肉屋で働いて重さを正確に分かるようになており、パンを作る姿は一度しか見てないけど(会長の)、記憶に鮮明に残ってて。

店の外から、作業場のほんの少し残ってるあんこが腐ってるのをかぎ分けたタック。そんなタックに、ミスンと配達先の小児病院に行く事と、小麦粉を運ぶ仕事を再び与える大魔王。タックは、一生懸命金をためて、オンマの写真付きで新聞に広告を出すとミスンに。自分の目で確かめるまで絶対諦めない、諦めなければきっと会えると信じてるって。

運動家達を捕まえるために警察が動き出します。ソウルを離れるユギョン。この活動に参加してたチャリムが夫人の目の前で捕まり、夫人は半狂乱。チャリムにユギョンの居場所を問い詰める警察。

ユギョンはタックを訪ねて仁川のパン屋に。残ってマジュンとタックが掃除してるとき、ユギョンが訪ねてきたと呼びに来たミスン。その名を聞き、嬉しそうに会いに行くタックと、複雑な表情で隠れて二人を見てるマジュン。サークルの先輩がつかまり逃げてきたことを告白するユギョンに、当然俺の所に逃げてくるべきだと受け入れるタック。

必死でミスンに頭をさげ、何でも言うとおりにすると約束して、ユギョンをミスンの部屋に泊めてもらう約束をします。家に入ったユギョンは、マジュンを見つけて驚きます。同室のソ・テジョだとタックに紹介されるユギョン。




第十一話

ユギョンを紹介するタックに、親しいふりをするな、自分には関係ないと失礼な態度をとるマジュン。マジュンに殴りかかろうとするタックを止め「どうせ知らない人だ」と、彼がマジュンであることを教えずなだめるユギョン。

ミスンは、タックに、拳を使うのは、男の最後の手段であり、暴力で何でも解決しようとするのは最低だと教えミスン。その言葉はタックの母、ミスンの言葉と重なって・・・。

タックに名前を隠して何を企んでるのかマジュンに聞くユギョン。そして、今でも相変わらず弱虫だとマジュンに。タックには内緒にしてやるいうユギョンに、俺の関心をひきたくて気に障ることばかりするのかと詰め寄るマジュン。「あんたじゃなくてタックに会いに来たのよ」と言い去っていくユギョン。

夜中に荒らされた製パン室。マジュンは夜中にタックが部屋を抜け出した事を言います。大魔王に問い詰められるタック。その時間は、自分がタックと一緒にいたとかばうジング。タックは製パン室には入っていないと必死で訴えます。マジュンが指を怪我してるのに気づいたミスン。

ユギョンに手を触れられ、幸せな時間をすごすタック。それを沸々としながら隠れてみているマジュン。そこに警察がやってきて、ユギョンが連れて行かれてしまいます。ユギョンを助けようと、拳を振り上げたとき・・・ミスンの呼ぶ声が。母との「最後の手段だ」という約束を思い出すんだけど、警察をなぐっちゃったー。それを見てほくそ笑んでいるマジュンを見たパルボン先生。

タックは公務執行妨害で捕まり、ユギョンも捕まって。警察でハン室長に連れられ釈放されるチャリムのせいで自分の居場所がばれたと気づくユギョン。

チャリムの点滴の為、会長宅に来たドクターユン・・どこかで見たぞ!!もしかして、タック母ミスンが、タックを産んだ時、一緒にいたあの先生???

パンの練習をしているマジュンに、目の前でやって見ろと声をかけるパルボン先生。指先の柔軟さと早さは実力があるがパンを作る心に剣が潜んでいるといい、作るのを止めさせます。パン職人にとって生地は生きている物であるのに、その生き物を昨夜お前は全部殺したと、全部お見通しなんだよね。

自分の認定書を貰う前に、三つの試験を合格しないといけないのを覚えているかと言い、今年するはずだった試験を二年後にすると言う先生。耐える自信がないなら、いつ出て行っても良いって。

うわー・・会長夫人の元に「殺人者」と書かれた手紙が届いたー!!

その頃会社では、会長室への直通電話を取ったハン室長が。電話の相手はジングで、相手が会長だと信じて、タックが留置場に居るから助けてほしいと頼むんだよね。ジングとの待ち合わせ場所に行ったハン室長。ジングが病気の妹の面倒を見てた事まで調べ上げててタックの事を聞き出そうとするんだよね・・・。

結局タックは、パルボン先生が示談金を払ってくれて釈放されたよ。どうしてここまでして製パン所にタックを置くのかと聞く大魔王に、あいつが今後どうなるのか気になるんだとだけ答えるパルボン先生。

それを聞いたマジュンは、会長にユギョンにパルボン先生までなんで皆、タックに目をかけるのかと思います。

迎えに来てくれたミスンに「さっきの拳が最後の拳だった」と言いオンマの写真を見せます。オンマも同じミスンという名前で、ミスンと同じ事を言った話をし、二度と拳は使わないと、母の名をかけて誓うタック。昨夜はこれを取りに行ってたんだね・・・。ユギョンさえ無事に釈放されれば、どんな事でも出来るのにと言うタックに、水を渡すミスン。それもまた、オンマと重なるよねー。

マジュンはコネをつかってユギョンを釈放してやるかわりに、この瞬間から、真摯にパンと向かい合い、二年後に対決をしろとタックに。二年の間は、ユギョンと会わないし、考えもしないと約束もしろって。それをこっそり来てるミスン。話にならないと一度は断ったタックだったけど、悩んだ末に、釈放された姿を一度だけ確認するのを条件に、この勝負を受けることに。

マジュンの手で釈放されたユギョンに、約束通り、二年間、会わないでパン作りだけに専念し、立派なパン諸君になって会いに来ると言うタック。オンマの居ない人生で、生きてこれたたった一つの理由がユギョンだったと言い残し、別れるタック。きゃーーー!!名前を呼ばれ、引き返し、マジュンの目の前でユギョンにキスしたーー!





第十二話

落ち込んでいるユギョンを無理矢理送って行ってあげるマジュン。タックは何も持ってないのに、何でも持ってるマジュンがどうしてタックにそんな約束をさせたのかと聞くユギョン。何もないあいつの傍にどうして居たがるんだと聞かれ、自分にはタックしかいないからだと答えるユギョン。アボジがしてくれなかったことまでしてくれたし、心から笑えるたった一人の人だから、タックは自分にとって、全てなんだって。

そんなユギョンに、全部俺がしてやるから俺の女になれというマジュン。

二年ものあいだ、ユギョンと離れないといけない辛い気持ちを話し、勉強して絶対勝つから手伝って欲しいとミスンに頼むタック。ミスンはタックに、絶対勝てないといいます。天才的嗅覚があっても、ハラボジの認めるパンをつくるには、二年じゃ足りないし、マジュンにも絶対勝てないとはっきり言います。

うわー・・・その頃ユギョンは、マジュンの「どん底の人生から助け出してやる」という言葉に揺れてるよー。

課長夫人は、あの手紙の送り主がタックだと思ってるみたいね。命がけでタックを阻止するようハン室長に言う夫人。それをこっそりドクターユンが聞いてるよー。ハン室長は、ジングの妹をはるかに良い治療を受けさせる条件で、ジングに自分の側につくよう提案したんだね。

二年後にテジョ@マジュンと勝負をして、パルボン先生の認定証をもらうと言うタックに激怒する大魔王。そんな大魔王に、あの子を製パン所に受け入れた時の大魔王が見たあの子の心を信じろという先生。

厳しい大魔王の指示に、必死で従うタック。正々堂々と二年後に対決するというタックに、正々堂々じゃ自分には勝てないと言うマジュン。

タックに会い、脅迫状の事を聞くハン室長。タックはすでにコソンとは縁が切れているといい、再び現れたら、会長に会いにいくぞとハン室長に。そんなハン室長に、タックに何もするな、自分の邪魔をするなと文句を言うマジュン。二年間戻らず、認定証を手にれるから二度と訪ねてくるなと言って。

栄養失調で倒れたユギョンを病院に運んだマジュン。

独学で無謀にも勉強しようとしているタック。ミスンに、自分を特別な子だと言ってくれたアボジに見て、自分が恥ずかしくて声がかけられなかった話をします。後で、オンマやアボジに会ったとき、堂々と息子のキム・タックですと言えるように、最初かだめだと決めつけずに一度やってみたいって。ミスンはタックに一番の基本は四つ、小麦粉、水、塩、イーストだと教えてあげます。高いところを目指すなら、一番低い所から始めろとハラボジに教わった事も。ミスンの協力もあり、必死で頑張ってるタック。そんなタックを見て、大魔王も少し見直してきたみたいだね。

ハルモニの命日に来た会長。この12年間、毎年、ハルモニの好きだった花が墓前に置いてあって・・。車にのって去っていく貴婦人に気づくハン室長。オモ!!あの指輪は、ハルモニがタック母に贈ったものでは??まさかタック母??なんであんなに金持ちそうな姿なの???

ドクターユンは、「マジュン君の彼女は美人ですね」と、わざと入院してるユギョンの事を会長夫人に教えててたよ。マジュンが病室のユギョンに電話をしたとき、病室に会長夫人が!!電話をかわり、マジュンに「ここの事はオンマが処理するから」と言います。娘を運動家に引き入れ、息子をたぶらかして補償を得てたのかと罵り、いくら必要なのかと聞く夫人。もう十分だと言い、出て行くユギョン。

家に帰ると、チャリムが。金持ちなんてそんなもんだ、義理や友情なんか最初からチャリムにはなかったと言うユギョン。友達のふりをしてただけだし、二度と会いたくないと言い、追い返します。

なんで干渉するのか文句を言いに来たマジュンに、マジュンの嫁は、ふさわしい女性を自分が探すと言う会長夫人。どこに居るのか問い詰められ、パルボン先生の元に居ると白状するマジュン。父に認められるため頑張ってると知り、これ以上干渉しないと約束します。

手紙の投函場所がチョンサンで、送り主はタックではないと知った会長夫人。さらに調査をすると言うハン室長。マジュンがハルモニの祭壇に挨拶をしてると、いきなり遺影が倒れたーー!!こ・・・怖い・・・それを見て倒れる夫人。倒れた写真だけど、細工がしてあるのに気づく会長。うわーーー!!やっぱり、ドクターユンと、タック母は一緒にいるよー。ハルモニのくれた通帳のお金で復讐を企んでいるのかな?

そしてタックだけど、不本意にも、パンを焼くにはジングの助けが必要で。ジングがオーブンの火をつけようとしたとき、かすかなガスの匂いに気づき、ジングを突き飛ばし、オーブンが爆発したー!




第十三話

ジングをかばって火傷をし、病院に運ばれたタック。火傷はたいしたことなかったんだけど、目を傷つけてしまったらしく、ソウルで精密検査をするべきだと言う医者。

パルボン先生は、元栓が傷つけられてるのを見つけてたけど、これもハン室長のやったこと??罪悪感で苦しんでるジングは、実行犯?それとも、母だけでなく息子まで傷つけて、それで苦しんでるの?

ハルモニの遺影に、「このくらいで怖がったりしない、私は生きている。絶対にマジュンを後継者にする」と宣言してる母をこっそり見つめるマジュン。マジュンはユギョンをバーに誘い出します。キスでも一晩一緒でも何でもしてやるから、自分の心を手に入れようと思うなという条件で、マジュンとの付き合いを受け入れるユギョン。金の為に彼女になるって。「思ったよりつまらない奴だな」と、出て行こうとしたマジュンだけど、いきなり引き返し、ユギョンにキスを。

ひっぱたくユギョンに「こんな事だとおもった」といい、今度断るときは、少しは信じさせてくれよと言うマジュン。

誰か故意にガスをもらしたことを、大魔神に教える先生。まずはタックの目を治し、次にこの問題を解決するよう言います。

タックは、二度とオンマが見えなくなると言われるのが怖くて、強がってソウルの病院に行くのを拒否してるんだよね。やっと希望というものを持ったのに、二度と見えなくなって全てを失う事に耐える自信がないと、正直な気持ちを大魔神に話すタック。そんなタックに「始める事も出来ずに終わるなら、いまのうちにそう言え」ときつい言葉をかけるマジュン。

エレベーターに乗り込んだ会長は、タック母であるミスンを見かけ、急いでおいかけるんだけど見失って・・・まさかそんな筈がないとうろたえる会長。

タック母は、ドクターユンに、コソンの株を入手させようとしてるよ。2-3年かかると聞き、それまで自分の目が見えるかどうかと言うタック母。彼女も目をどうかしてるのかな。

夜中にこっそり荷物をまとめて出て行くタック。こっそりと思ってるのはタックだけで、そんなタックに家族全員気づいてて。製パン室に行くタックに皆、ついて行くんだよね。この時、タックに会いたいユギョンも店の前に来てて。

職員や家族皆が見てるとも知らず、見えない目でパンを作るタック。後は焼くだけの状態に仕上げ、厨房に感謝の挨拶をして。そんなタックに声をかけた大魔王は、ジングにパンを焼かせます。全員で試食を。評価は散々で。ボロカスな評価をしたあと、二年後のマジュンとの対決を口にする大魔王。対決を許可したって事なんだよねー。だから、ソウルに行って、目を治せと言う大魔王。やる前から怖じ気づいて諦めるのはよせと言ってくれて。大魔王の言うとおり「宜しくお願いします。大将」と頭をさげるタック。これをユギョンも見てて、涙ぐんでるよ。

ユギョンに気づいたミスンに、「神様を信じてる、タックは大丈夫です」と言い、目が治ったら渡してほしいと、荷物を預けるユギョン。

ユギョンが家にかえると、雨の中、荷物が全部運び出されてて。大家に、新しい借り主からユギョンに渡してほしいと頼まれたと、渡された物は、コソンと書かれた封筒で。

会長夫人は会長に、こんなに頑張ってるからマジュンをひとまず理事として会社に入れるべきだと話ます。夫人とは会社の話をしたくないし、マジュンを会社に入れるのも、時期尚早だと言う会長。自分にも株の持ち分があって、株主として正式に要請してると言われ、正式に断る会長。

うわー。ソウルの病院で検査をうけるタックなんだけど、オンマとすれ違ったよー。互いに何か感じたようだけど、気づくことが出来なかったよ。

ソウルの病院での治療で、タックの目は見えるようになったよ~♪タックに、ユギョンから預かった荷物を渡すミスン。「この帽子があなたに幸せを運んで来るわ」と書いた手紙と共に、入ってたのは、パン職人用の帽子だった。そこには「製パン王キム・タック」と書いた刺繍もあって。

チャリムから、夫人がユギョンの家を知ったと聞き、かけつけたマジュン。ユギョンは居なくて、大学も休学届けを出して消えてて。母である夫人の元に、干渉をしないでほしいと文句を言いにいくマジュン。マジュンが後継者である以上、マジュンの人生はマジュンだけのものではないと言い返す会長夫人。




第十四話

1日おきに透析をうけないといけないジングの妹。挨拶代わりだと、今月の入院費を支払い済みのハン室長。たった一度だけ協力してくれれば、日本やアメリカで妹を治療してやるといい、去っていきます。

ユギョンのくれた帽子の文字を大魔王にみせ、最高のパン職人になると言うタック。最高とは、一位になることではなく、だれにも真似できないほど、最善を尽くす事だと笑顔で。そんなタックに、パン種と発酵がパンの全てを決定すると教える大魔王。ミスンは、見た目も大事だと教え、卵をつかった、指の運動を教えます。

タック母の片目は視力を失いつつあり、もう一方の状態もよくないらしい。角膜ドナーが現れるまで、治療でなんとか引き延ばしてるけど、失明する可能性が高いらしくて。タックをずっと探し続けてるけど、見つからなくて。

二年たったって事なのね。そろそろコンテストの準備をするよう言う先生。しかし、タックには深刻な問題が。事故のせいで、オーブンを開けることができないんだよね。そのせいで焼きを覚えることができなくて。タックには今回の試験は無理だと先生に報告する大魔王。

過去に会長が一度だけ食べたことのある先生開発した発酵法のボンパン。先生が一番すきな物で発酵させたというそのパンの秘密がまだ謎のままのマジュン。先生の一番好きなものとは一体何なのか。

二年たっても手紙の送り主がみつからないいらだちをハン室長にぶつける会長夫人。全てをかけて、夫人とマジュンの為に尽くしてる自分に、もう少し暖かい言葉をかけられないのかと反論します。自尊心も恥も知らぬ愛する女を奪われた数十年前の自分とはもう違うから、これ以上見くびるなと言って。

来週から、希望する者はだれでも参加できる形式で、認定証をかけたコンテストをすると発表した先生。一次、二次、三次の三段階方式でやるって。そんな先生に、「三次まで合格したら、認定証の他に、ボンパンのレシピを伝授して頂きたい」と進言するマジュン。

そのボンパンって、大統領が店にまで来るほど有名なパンだったらしいけど、どうして作らなくなったのかは、謎なんだよね。

ミスンは、テジョ@マジュンが自分の事を好きだと思いこんでて。それを聞き、爆笑するタック。タックは、いままで会った女の中で三番目に良い奴だとミスンに。だから、テジョみたいな奴じゃなく、本当にいい男に出逢えよと助言を。

あの若奥様へと書かれた手紙が、間違って会長の部屋に。渡され、驚く夫人。今でも君を若奥様と呼ぶ人なんているのかと会長に言われ誤魔化す夫人。間違った家政婦を、激怒。今度間違えたら辞めさせるとまでって。今回の手紙は「運命はもうあなたの味方ではない」と書いてあったよ。

オーブンをどうしても開けられないタックに、拒否されても必死で「これ以上罪悪感を抱きながら生きていけないので、手伝わせてくれ」と懇願し、もう二度とお前に傷をおわせないと言い、オーブンを克服させてあげるジンス。そしてパンを焼くのに一番良い温度を教えてあげます。

うわ!!コソンの秘書室に配属された新人・・・ユギョンだよ。去年首席で入社試験をパスし、総務課でのインターン期間で最高評価を受けた才媛としてハン室長の前に。ユギョンと直接会ったことのないハン室長はそのまま受け入れるんだよね。

明日が試験なのに、全然うまく焼くことができないタック。コンテストの事でタックが苦しみ続ければ、間違いなく解決法も見つかると言い、自分自身をもっと信じるようアドバイスする先生。

先輩秘書に連れられ、会長宅に来たユギョン。新人だと紹介された秘書がユギョンだと分かり驚く会長夫人。その場でユギョンを追い出します。今すぐユギョンをクビにしろと電話でハン室長に命令する会長夫人。

パルボンパン屋に寄った会長。製パン室でついにタックに会ったよーー!!タックは会長に気づいたけど、会長はタックに気づくか???会長が来てる事を知ったマジュンも、この再開を危惧して製パン室に向かってるよー。



第十五話

タックが息子だと気づかない会長。タックの落としたパン生地を一緒に拾ってあげ、自分も習い始めた頃、よくパンを焦がした話をしてあげます。「パンがぱさぱさになるのはどうしたら良いですか」ときかれ、適度な水分が必要でそれをどう維持するかは自分で見つけろ、自ら習得した事だけが、真に自分の物になるのだからとアドバイスしてあげる会長。そして顔を拭くようハンカチを差し出し名前を聞きます。「ただ・・キム君と呼んでください」と言うタック。「良い目つきをしている。君の作るパンがどんな味なのか気になるな」と言ってくれて。会長にいつまでもいつまでも深々と頭を下げてハンカチを握りしめるタック。

このあと、マジュンにもパン屋で会うんだけど、初対面のように挨拶するマジュン。そんなマジュンに、コンテストに出るなら最善を尽くせと言ってあげる会長。そして初めて、マジュンの肩にふれ、励ますようにポンっと叩いてあげて。

帰り際・・・どうしてあの青年は、自分を会長と呼んだんだろうか・・・と不思議に思う会長。

夜になり、マジュンに、コソン食品の会長と何を話してたかと聞かれ、ただパンを焦がして、転んで粉だらけになって・・そんな姿を見られただけだと答えるタック。特別な話をしてないと聞き安心するマジュン。タックは、暖かくて良い人だった・・・あんな人が父親だったら良いのにと口に。なぜ父親に会いに行かないのかと聞かれ、成功したら挨拶しにいくといい、「アボジが最後に自分に言った言葉は、お前は私にとって特別な息子だという言葉だったから、もう少し自信がついてから堂々と会いにいく」って告白。それを聞き、ショックをうけるマジュン。

コンテスト出場者の最終的な決定の日・・・マジュンと○がすぐに進み出て、その後、パティシエとしてハラボジに認めてほしいというミスンも前に出ます。いまだに、パンをちゃんと焼けないタックはなかなか前に進み出る事が出来ない。しかし・・・父の「君の作るパンがどんな味なのか気になる」といった言葉を思い出し、前に進み出ます。

四人でやることになったコンテスト。最初の課題は「世の中でもっとも満たされるパン」だった。期間は15日。

会長夫人は会社でユギョンに会い、何を企んでるのかと聞きます。自分の力で正々堂々と入ったと言うユギョン。自分のようなものでも努力すれば出来ることはあると言うユギョンに、書類をなげつけ「お前のような女は元運動家で、安部屋しか借りれない最低の女でしかない」とさげすみ、お前がマジュンだなんて夢にも思うなといい、出て行きます。

そしてハン室長の部屋にいった会長夫人は、室長の部屋からあの「運命はもはやお前のものではない」という手紙を見つけ出します。手紙を送ったのはハン室長だと怪しむ会長夫人。

材料費は15日間で5万ウォン。材料の持ち出しは禁止で、パン屋の仕事も手抜きをしたら脱落となると発表が。

朝早く、何者かが、出場者の小麦粉にソーダをいれたーー!!練習をしてたタックが物音に気づき、そこにあったソーダのふくろを見つけます。それを手にしてるタックを見たマジュン。

次の朝、このソーダ混入が大問題に。小麦粉がだめになったんだけど、材料代はそのままで残りの金額で勝負するよういう先生。

小麦粉にソーダをいれたのはタックだと、責め立て乞食野郎と呼ぶマジュン。二人は殴り合いのケンカになって。それをジングが止めます。このケンカに対し、先生は二人に「一週間の製パン室入室禁止」という同じ罰を与えます。あと12日しかないのに・・・。自分の無実を信じてくれるなら何でもするというタックに、タックの材料費から三人の小麦粉代を出すよう言う先生。そうすると2万しか残らなくなるのに・・・。

机の上から手紙をもっていったのは会長夫人かと聞くハン室長。夫人は、「あの日の事はあなたと私の二人しか知らない。二年もたつのにどうしてあなたは手紙の送り主を突き止められないのか」と聞き、こんなことで操られる女じゃないとはっきり疑惑を口にします。それをこっそり聞いてた家政婦に気づくハン室長。

二年前、会長夫人に資金融資したナ社長が、いきなり夫人に資金回収を申し入れてきます。現金がなければ、手持ちの株式でも良いと言うナ社長。このナ社長の行動は、全てタック母が後ろにいるんだよね・・。

チャギョンからユギョンが秘書になったことを聞かされたチャリムは、マジュンには言うなと口止めされたのに、マジュンに話しちゃうんだよね。会社にいるユギョンを確認したマジュン。

ジングは残されたソーダの袋から、その持ち主がジェボクだと気づきます。そして部屋に、大金が入金されてる通帳があるのを見つけたー!!ジェボクを連れ、通帳を見せ「コソン食品のハン室長にもらったそうだ」と教えるジング。二年前のガス事件もジェボクの仕業だったことも判明。これからどうするかはタックが決めると言うジング。

必死で謝るジェボクを連れ・・・うわーー!!タックはコソン食品に!!その時、マジュンとユギョンも会社で再会してて!!




第十六話
うーん・・・あっちもこっちもすれ違いだね。マジュン&ユギョンとタックもすれ違ったし、チャギョンとも互いに気づかずすれ違い、ジングを見かけた会長も、ジングとタックだったとは気づかずすれ違って。

自分を訪ねてきたタックを、一目につかない場所に通し、うまく会長にばれないようにしたハン室長。ジェボクの通帳を返し、警察に行こうか、それとも会長に自分の存在を教えようかと言うタック。ハン室長は、タックに、「お前など、会長にとっても会社にとっても何でもない存在だ」と言い、ジェボクなど知らないとずうずうしく言い、証拠もないことを言うタックを名誉毀損で訴えるとまで。「俺は絶対に負けない。なぜなら、俺は自分が勝つことを知ってるから」といい、タックは出て行きます。

マジュンは、この二年間、いったいどこに居たのか、どうして父の秘書になったのかとユギョンに聞くんだけど、ユギョンは最初にタックが元気かと聞くんだよね。実力がなくて汚い手を使ったと教えるマジュン。タックは絶対そんな事はしないと、信用してるユギョン。理由はときかれ「クニャン(なんとなくという意味で、この場合「理由なんてない」って感じかな?)」とはっきり言うユギョン。二度と連絡もなく去るなと言うマジュン。理由を聞かれ「クニャン」って。

結局、タックはジェボクを許すんだよね。最初から、こうなると分かってて、先生じゃなく自分のもとにジェボクを連れてきたんだろうとジングに言うタック。タックが人を憎んだりしないとジングには分かってたんだね。そんなタックに、まだコンテストは終わってないと助言するジング。

自分が三人に小麦粉代をあげないと、三人も脱落し、コンテストが無くなってしまうかもしれない。タックは残り1万7千ウォンになってしまうのを分かってて、小麦粉を購入します。そして。コンテストを諦めたわけじゃないと希望を捨てていなくて。タックが製パン室に入れるようになったら分けてやろうと、泣きながら小麦粉をタック用の容器に入れるジェボク。

見かけたジングが気になる会長・・・。あの時の風車の入れ墨かと気づいてたんだね。あの時。。。会長はジングに「守って欲しい人がいる」と頼み、何かが彼女に起きたら、頼んだ場所に連れて来てくれと頼んでいたんだね。決して危険な目にあわせてはいけないと念を押し、何より子供には会わせないでほしいと付け足して。

会長夫人が夢にうなされ「だめです義母様・・・あの人には言わないでください」と言ってるのを聞いた会長。ただの悪夢を見ただけだと思ってるみたいだけど・・・何か違和感を感じてるみたいだね。

雨の中、こっそり家を出る家政婦を尾行したハン室長。会ってる女はタック母に違いないと追いかけます。捕まったかと焦ったけど、別人だったよ。ドクターユンが雇ってる人みたいで、危機一髪だったね。

一段と不仲になってるタックとマジュン。そんな二人の手首をひもで縛らせ、3日間一度もほどかなかったら、製パン室立ち入り禁止の命令解除をしてやるという先生。しかし、3日たつまえにどちらかが先に解いたら、先に解いた物はコンテスト当日まで製パン室に立ち入り禁止だって!!

ただでさえ仲が悪いのに、ずっと繋がっててケンカばかりの二人。でもマジュンが鼻血をだしたとき・・・あのハルモニの葬式の時のように「兄貴の言うことをきけ」って言い、手当をしてくれるタック。段々二人の息が合ってきて、仲も良さそうに変わってきて(笑)

ハン室長に、今すぐマジュンを連れ帰さないといけないから居場所を教えろと言う会長夫人。ナ社長に株を渡す羽目になるまえに臨時理事会を開いてマジュンを会社に入れようとしてるんだよね。心配するハン室長に、正直、味方かどうか分からなくなってると言う夫人。味方なら、証拠を見せろと、パルボン先生のパン屋を聞きだそうとします。

市場でククスを食べていると、蒸しパンが欲しそうな少年が。タックは蒸しパンをあげるんだけど、少年の母が、乞食のような事をするなと怒ります。蒸しパンをタックが拾おうとしたら・・・うわーー!!ワンパルだ!!二年前の仕返しにやってきたよー!!ワンパルに殴られ・・・少年の母親が売っていたとうもろこしをひっくり返してしまったタック。

タックはマジュンと繋がったまま逃げ出します。途中で足を怪我したマジュン。このままではマジュンまでやられてしまう・・・タックはマジュンを助けるために、先生との約束を破り、ひもを解いて、ワンパルの元に行き、殴られるんだよね。相変わらず意気地なしのマジュンは、角材を手にするんだけど、出て行く勇気がなくて・・・。

どんなにワンパルに殴られても、自分はパン職人だから、パンを作る手で人は殴れないと、全く手をださないタック。そんなタックを見て・・・殴る気が失せたワンパル。「ク・イルジュン会長とはどんな関係だ?二年前、血眼になって捜しにきたぞ」と教え、そのまま行くワンパル。会長が自分を探してたと聞き、胸がいっぱいになるタック。

パン屋に戻る途中・・。とうもろこしを売ってた親子に会い、自分がひっくり返してしまったものを、1万7千ウォンで買ったタック。時間があったら、パルボンパンに来てくださいといって。そんなタックにとうもろこしを混ぜたおむすびをあげる少年。

タックを見つけたマジュンは、タックの手に再びひもを。一緒に居た大魔王とミスンとジングも、何も見ていないふりをしてくれて。三日間、約束を守ったと、先生に報告する大魔王。製パン室に入れることになったマジュンとタック。
マジュンの怪我した足を冷やしながら「ヒョン(兄貴・・・この場合俺って意味)と友達になろう」と声をかけてるタック。

タックが1万7千ウォンで麦ととうもろこしだけを買ったと聞き、呆れる大魔王。そこに、小麦粉を差し出すジェボク。ミスンもライブイーストとバターを。マジュンまでが卵やいろんな材料を差し出します。これだけあれば、世の中で一番満たされるパンが作れそうだと言うタック。

うわー!!マジュンを訪ねて、会長夫人がパン屋に!!家に帰ってこいと言う会長夫人。「オンマ!!」と言うマジュン。マジュンを「マジュン」と呼ぶ夫人。それを聞いたタック!!!!「テジョ・・・お前は・・」と言うタック。

注意 

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