箪笥



注意:見てない人は上の解説だけ見てください。下のネタばれは見ないでください。

 

 

この映画は絶対に下のネタばれを、見てない人は読まないでくださいね。楽しめなくなるから。見ても分からないかも??でも楽しむなら知らない方がいいです・・・(なんか謎めかしいな~笑)

友達の薦めで「恐くない」とか言われ、見たけど、確かに謎がある程度とければ切ないストーリーかもしれませんが、やっぱ恐いです~!!ドキ!!っ とするシーンとかうぁぁぁぁって目あけてるのが辛いシーンも(注:まみまみ自身ホラーに慣れてないのも原因かも しれません)


海辺のほとりの自宅に静養から帰ってきたイム・スジョン(スミ役なので以降スミで)とムン・グニョン(スヨン役なので以降スヨン)。美しい二人の姉妹は自宅に戻るとすぐに近くの湖ではしゃぎあいます。

とてもホラー映画が始まるとは思えない美しい映像です。しかし家に帰ると、忌まわしい義母(ヨム・ジョンファ)が待っています。

美しい母は何かにつけて妹スヨンに父に分からないように折檻を与えます。妹を守ろうと立ち向かうスミ。スミとスヨンが家に戻ってからというもの、家の中で不気味な現象が沢山起こります

。スヨンの部屋に誰かが入ってきて、怖がったスヨンが姉の布団に逃げ込んできたり、スヨンの枕元に血を流した女がたち・・・その顔が亡き母だったり・・・。

この辺恐いですー。詳しい状況設定がよく分からないまま怖さだけが増長していきます。そ

してこの家族もどこかちぐはぐなんです。義母の事を父に話ししても適当にあしらう父。そして義母に対しても、どこか無関心な父。

だからといってスミの言い分を信じてくれようとはしません。

弟夫婦を呼び出す義母。反抗するスミたちはその場に出席しませんが、どこか狂人的な義母と、それに対して冷酷な弟の態度。

恐怖のあまり、発作を起こし流しの下で女の子を見たという、弟の嫁・・・全てが謎めいて正体の分からない恐怖感につつまれます。そして次第に気が触れていく義母はついに・・・


 ネタバレ追加


 
日記の追加(ネタばれ)見てない人は絶対見ないで!


猟奇的に変貌してゆき、妹が異常に怖がってる箪笥の中に妹を閉じこめるお仕置きをするのです。

怒った姉は父に訴えるが、父から返ってきた言葉は「スヨンは死んだんだ。」え??スヨンは死んでたの?それではスミが精神的に異常をきた してるの?

そう思いながら見てても、スヨンが生きてるのか死んでるのか分からなくなります。

猟奇的な母の恐怖が大きすぎて。ついには妹を殺害・・・立ち向かうスミ・・・。

この映画っていろんな解釈できるんですよね。他の解説見てても、 どれが本当なのか。

結局スヨンが死んだ事によって精神異常をきたしたスミが、現実には亡くなってるスヨンが存在してると思いこむだけでなく、

義母もその家には存在しなくて。

スミの二重人格のなせる技だったんですよね。スミも、義母も、スミだったんです。

これで、なぜ「スミの具合がよくない(スヨンではなく)」と義母に隠れて父が電話してたのか。

(あれ??病気なのはスヨンじゃないの?スミは何の病気?と思ってました)父の義母やスミに対する態度の意味。(本当は父と二人きりだったのだ。)

父が「こっちまで気が狂いそうだ」と、スミや義母に言う理由。

弟の態度や、嫁がおかしかった理由。(実際には、父の弟だから、実在しない彼女の話についていけなかったんです)

そして時々なぜか義母が薬を飲んでた訳がわかりました。「?」と思いつつも、全く予期しなかったです。

先が最後まで全く読めない映画でした。

結局義母のせいで実母が妹の箪笥で自殺をし、それを見たスヨンが駆け寄った際、箪笥の下敷きに。苦しみもがくスヨンを、物音に気づいた義母が見つけるんですが、見なかった事にして階下へ。

そこでスミとすれ違い、悪態をつくスミが、「出かけるからどいて!」と言うと「今出かけると一生後悔するわよ」と不敵な笑みをうかべます。

何も知らないスミはそのままでかけてしまい ・・・・妹は虫の息で「助けて・・・おねえちゃん・・」と言いながら息が途絶えます。それに対するショックと、自分を 責める気持ちから精神的に異常をきたしたっていう解釈をしてる人が多いみたいですが貴方はどうですか?

友達と話しあってたんですが、その妹が亡くなった箪笥の事件からして、あの義母も、スミな気がしてなりません。

つまり、妹を見殺しにしたのはスミなのではないでしょうか。義母なんて存在は最初からなかったのではないか。

つまり、たしかにヨン・ジョンファ演じるウンジュは実在しますが、精神異常をきたしていた(もしくは病気の)母の住み込みの看護婦だったのではないでしょうか。

義母になったという割には、母が生きていた頃の写真の二人と今の二人の年齢が同じすぎます。

それに、家族写真の中に普通にウンジュも端っこに写っているのです(映画見返したらわかりますよ)

そこでスミは「?」という顔を確か にしてるんです。

つまり、住み込みの看護婦を自分の中で義母に見立てたんじゃないのでしょうか。

精神病院にスミを見舞ったウンジュには全く敵意は見えなかった。

父も一度もウンジュの事を「義母だ」とは言っていません。

ラストで、病院から家に戻ったウンジュが得体のしれない(多分スヨンの霊?)に襲われるシーンがあります。確かにあの家には義弟の嫁が見た女の子の霊(スヨンでしょう)は居たのかもしれません。

最後義母が復讐される・・・と受け取った人も居るようですが、あれもスミの空想の世界で、彼女の中に居る義母が彼女の中から消えたという事なんじゃないでしょうか?

母と義母が 同時に家に居るっていうのもかなり無理があります。

あの、自殺した母は、義母にいじめられたスヨンの空想上の心のよりどころで、義母が来る前に母はすでに死んで居たとも解釈はできるのです。

でも、まみまみはあの写真が気になります。友達的には、スミには父に対して肉親以上の愛情があって、母や妹をどこかで疎んじてたのではないか。

独り占めしたかったのではないか。(ある意味、後妻になりたいという気持ちから、義母という人間を自分の中で作り上げたのかもしれませんね)二人きりになりたかったけど、そうなったら今度は罪悪感から、あのように精神的にきてしまったのではないかと。

そう思うと、あの、母や妹が亡くなった時のウンジュもまた、スミだったと思えますね。見捨てた理由はそうなのかも。それに、スヨンの亡くなるシーンは全てスミの回想シーンなんですが・・・あまりにスヨンの細かい指の動きまで覚えて居すぎだと思う んです。

うーん・・・全てが謎です。見た人はどう感じましたか?         「箪笥」

 
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