タイフーン



 

 さすが!!チャン・ドンゴン&イ・ジョンジェの演技です。迫力も、見応えもありました。

海上を航行中のアメリカの船舶が、海賊に船を略奪される事件が起こります。その船には、核ミサイルの衛生誘導装置がついていた。中露軍事同盟の強化により米が日本にミサイルを配置しようとしていたのだ。韓国情報部では、これを内密に調査するため、海軍のカン・セジョン(イ・ジョンジェ)を秘密要員として選びます。

調査を進めるうち、北から幼い頃逃げてきたチェ・ミョンシン(チャン・ドンゴン)の存在が浮かびます。暗黒街を渡り歩き、5トンの液化ヘリウムと第6コロラド原子力発電所から紛失した30トンの核廃棄物を手に入れたと言う情報が。彼は南(韓国)に強い恨みを持っていた。彼をおびき出すため、いっしょに逃げて引き離された姉チェ・ミョンジュ(イ・ミヨン)を探し出し、保護します。

姉の話から、彼らが逃げた時、どれほどの裏切りにあったのか・・・彼らの受けた苦痛を知り、強く憐憫の情を抱くセジョン。ミョンシンと連絡をとり、彼を捕獲することが任務だったのに・・・姉を助けるため、現れたミョンシンを捕獲した途端、内密に処理をするため、彼を消せとの命令が!!ミョンシンを理解する気持ち、助けたい気持ちを持ちつつも、国家に忠誠を誓った軍人であるセジョンは、自分が任務を遂行するべきだと分かっていた。決して手を取り合うことの出来ない二人。





 ネタバレ追加


 いやー。幼い頃のミョンシン、ミョンジュ姉弟の話はうるうるきました。北から南に家族で渡る許可が下りていたのに・・・当時中国との外交を危惧していた韓国政府が、ミョンシン達を騙して北に送り返し、そこで、両親はころされてしまって・・・必死で逃げた姉弟。姉は、幼い弟を食べさせるため、ぬすみを働き、見つかるとまだ姉だって幼いのに・・・体で払えと強要されて・・・それでも、幼い弟には悟られぬ様、笑顔で食事を与える姉(ノД`)シクシク

姉と引き裂かれた後の弟ミョンシンは、韓国をぶっつぶしてやるという信念だけを胸に生きていた。彼は、船舶に大量の時限装置のついた核を積み込み、今まさに二つの台風が韓国に直撃しようとしていて、その台風に載せて、風船につけた大量の核を飛ばす計画を実行していた。台風の目の中で、その時を待つミョンシン。

セジョンは、命を落とす覚悟で、その計画を阻止するべく、行きの燃料しか入ってない戦闘機で台風の目に向かっていきます。

しかし・・・出発直後、韓米連合司令官が内密に潜水艦を出動させ、ミョンシンの乗ってる船「タイフーン号」を沈没させようとしてるとの情報が入り、帰還するよう命令されます。セジョンは、このままでは、すべて証拠が消し去られてしまう。朝鮮半島に向けて核ミサイルを配置しようとしたことが闇に葬られてしまう。それを阻止すべく、自分たちが証拠になる覚悟で危険を顧みず、このままタイフーン号に向かう決意を!

もう逃れられない潜水艦からの攻撃を前にして、対決するまさに二つの台風のようなセジョンとミョンシン。果たして、セジョンは韓国を救い、事実の証拠となれるのか。やっと再会したミョンシンと姉は、ずっといっしょに幸せに暮らす事ができるのか。

「同志!いまいましいのは、俺らの言葉が通じる事だ」

「生まれ変わったら・・・俺たちは・・・」

「呪わしい恨みではない。己を忘れまいとする最後の望み」・・・ 

 


                 

 
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