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これが作り話だったらきっと「友情に泣けて心打たれた良い映画でした」という感想だったのかもしれません。でもこれは実話なんですよね。心が痛くなります。
ソル・ギョングは、父親が北に亡命したせいで、共産主義と言われ、社会人になっても就職すらできず、結局ヤクザになるしかなくて、最後は殺人で警察に捕まる。そして、母を残し、死刑判決を受ける。同じ頃、北朝鮮の工作員が、国境を越え、韓国大統領の命を狙って韓国に侵入するという事件も起こっていた。死刑決行直前、見しらぬ軍人アン・ソンギが現れ、「父親の呪縛から解放され、国の為に刃物を握れるか?」と提案される。訳のわからないギョング。死刑は決行される。しかし、彼は生きていた。舟に乗ってシルミ島に向かわされていた。30人の同じ死刑囚がなぜか一緒に舟に乗っている。シルミ島についた30人は、お前達は韓国一の特殊部隊(シルミ島684部隊)になって北朝鮮のキム・イルソン主席の首をとってくるのが任務だ。と、告げられる。もし成功すれば、国家英雄となり、報奨金ももらえる。辞退すれば死刑囚に逆戻りだ。30人に残された選択は一つだった。そして彼らの過酷な訓練がはじまる。
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