シングルス



 

 覚えてますか?「29才のクリスマス」。山口智子と松下由樹、柳葉敏郎主演の1994年のヒットドラマ。確か仲村トオルや、稲森いずみも出てましたね♪そのドラマの韓国版です。29才って微妙ですよね。恋を諦めるほど年じゃない。でも20代前半のように、恋に猛突進する事もない。結婚を意識してしまう年齢。でも自分の可能性ももう少し信じたい。そんな微妙な女の心情をリアルに描いた作品です。なかなかドラマに忠実な内容だったので、懐かしかったです。山口智子の役にナナン(チャン・ジニョン)。松下由樹の役にトンミ(人気ポップ歌手オム・ジョンファ)。柳葉敏郎役にジュン(イ・ボムス)仲村トオルの役にスホン(キム・ジュヒョク)。水野真紀がこの役だったかな?ジュンをもてあそぶ嫌な若い女の子にジヘ(ハン・ジヘ)。ランラン18才やB型の彼氏のハン・ジヘがちょこっと出てたので、見て得した気分でした。

ナナンは、デザイン事務所に勤めるデザイナーだ。しかし、突然長年付き合ってた彼氏にふられ、セクハラ上司の仕事の失敗の責任を押しつけられ紆余曲折の末職無しに。全くついてない。彼女の親友はキャリアウーマンでモテモテのトンミと素朴な青年ジュン。トンミとジュンは、ルームシェアーをしており、男女の意識なく付き合える親友だ。ナナンが無職になった頃、トンミは女だという理由で企画を男性社員に横取りされ、すっぱり会社に三行半!格好良いが、つまりは無職になったのだ。



 ネタバレ追加


 何かあるたびに、トンミとジュンの部屋でナナンとトンミとジュンの三人で飲んで騒ぐシーンは、「29才のクリスマス」のあの部屋でのバカ騒ぎ(見てない人は意味分からないでしょうね。でも見て無くてもこの映画楽しめるから安心を)を思い出します。羨ましい程仲がいいです。イ・ボムスは今回はすっかり純朴青年になってしまってます。「ひとまず走れ」などのワイルドなイメージとは全然ちがいます。ナナンは結局レストランで働き始め、トンミは独立して会社を作ろうと、策を練ります。一方ジュンにも彼女が。この彼女ジヘ(ハン・ジヘ)が、若いってだけですっごく性格悪いんです。紹介されたトンミとナナンだけど、もう勘に触りまくり。ジュンはというと、すっかり騙されてます。

ナナンは元居たデザイン事務所と同じビルにある証券会社社員スホン(キム・ジュヒョク)に一目惚れされます。スホンはナナンがレストランに転職したことを突き止め、毎日の様にレストランに通います。「大学の同窓会」と称したり、「幼稚園の同窓会」と称したり(笑)鈍感なナナンは彼の気持ちに全く気づきません。しかしたまたまレストランに前の会社のセクハラ上司がやってきて、ナナンにセクハラするのを、スホンが助けた事から、二人の距離は縮まってゆき、二人は付き合うようになっていきます。スホンは仲村トオルが演じた役のようにクールで格好良いエリートって感じではないけど、とても優しくてとてもナナンを大事にしてくれます。ナナンの恋の始まり方って、いかにも29才の恋ですよね。20代前半の人が見たら、なんでこんな感情で付き合いだして好きになるの?って思うかもしれないけど、パーっと燃える恋はもう出来ないのよ。出来ないっていうか、本当はこれもパーッと燃える恋なのかもしれないけど、頭で色々考えてしまうものなのです(悲)

ある日、ジュンは簡単に彼女ジヘに振られてしまいます。落ち込むジュンにトンミがジヘの悪口を言った事から二人は大喧嘩してしまいます。間に入ったナナンはなんとか二人を仲直りさせようと相談にのります。仲直りしたいのに、素直になれないジュンとトンミ。仲直りをやっとした夜、二人はお酒を飲み、心の傷を話すうち、その傷を癒し合うかのように酔った勢いでベッドを共にしてしまう。次の日、あまりに気まずい二人。ナナンが間にはいり、あの夜の事は忘れ、再び親友に戻ります。

ナナンの恋はどんどん進行してゆき、スホンが海外に転勤になる事もあって、突然プロポーズされます。そして向こうでもう一度デザインの勉強をやり直してみないかと。まさに夢のような話。しかし、このタイミングでレストランのマネージャーに抜擢されるという状況が。トンミはあの一夜の出来事で妊娠。ジュンは仕事で郊外に転勤になり、引っ越す事になる。「ジュンには絶対子供の事は言わないで。私は一人で育てるの。」ジュンに話そうとするナナンを必死で止めるスホン。三人の運命は?これからどうなるのでしょうか。「シングルス」


                 

 
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