サランヘヨーあなたに逢いたくてー



 

 

シム・ウナのデビュー作です。初々しい中にも最後には大女優になる演技力が光ります。19才の不良娘ナム・ユリ(シム・ウナ)と、決して敏腕とは言えない36才中年刑事クァク・ヨンス(チェ・ミンス)が出会ったのは、ユリが万引き犯として警察に補導された事からだった。「おじさん童貞?」とあっけらかんと聞くユリに刑事達は辟易。ヨンスは調書を任され彼女を釈放してやる。しかしちゃっかりユリはヨンスの財布を盗んでました。後日、おとり捜査をしていたヨンスを見つけたユリは、「おじさん、刑事ぶってるから首になって店員さんになったの?財布の中身返したの届いた?」などと話しかけ、捜査ぶちこわしに。それでも悪びれもせず小悪魔っぽいユリ。最初ユリがシム・ウナだなんて気づかなかったです。カツラなのかな?短いボブヘアーに、思い切り厚い化粧で(笑)可愛い子だなーって思ったけど、前半中盤で、あれ??シムウナ?って(笑)

そんなある日、寝てるヨンスの元に一本の電話が。警察から、「補導された姪っ子の身元引受人として出所してくれ」とのこと。姪っ子に心当たりのないヨンスは、不審がりながら警察にいくと、そこに居たには笑顔で「おじさーん」と声をかけるユリだった。お人好しのヨンスは、彼女を引き取ってやり、自宅に泊めてやります。それが縁で、ヨンスの家に居ついてしまうユリ。ユリは、ヨンスの広い心や、下心なく、ユリに優しくしてくれる彼に好意を持ち始めます。ヨンスの側に居ると、今まで感じたことのないような居心地の良さを感じるのです。




 ネタバレ追加


 ヨンスもまた、最初は、親子ほども年が離れてる彼女に戸惑っていましたが、段々と、彼女の抱える孤独を理解したり、彼女の内面に触れていくううち、彼女に惹かれていくのです。ヨンスに守られて生きる事に至福を感じるユリ。

彼女が不良な事をしているとき、男に騙されて、密輸の薬を盗まされ、結局彼女はそれが薬だと分かって、捨てたんですが、逆恨みしていた男が、ユリに近づき彼女を脅します。刑事のヨンスはそれを聞いて、二度と彼女に近づくな!と、男に詰めより、彼女を救います。

そんなある日、一人の来客がヨンスの前に。それはユリの父親で軍隊の上官をしている役人だった。ユリは役人の娘で、義母との折り合いが悪く、アメリカに無理矢理留学させられており、勝手に戻ってきてたのだった。何も知らなかったヨンスはショックをうけます。でも・・・・役人を前にしても、「娘を帰せ」と詰め寄られて、物怖じせず、「それはユリの決めることです」と頭を下げたままいう姿に男らしさと誠意を感じました~♪ヨンスは大人だから、ユリの将来を考え、涙も見せず、彼女を家に帰し、留学を続けさせる決意をします。彼を愛しており、彼の元だけが自分の居場所だと感じてるユリは、自分が子供過ぎることをなげきます・・・・大人になりたいと・・・。最後の晩餐をして、彼女を自宅に送るヨンス。セリフは少ないけど、ユリはヨンスに止めてほしかったし、ヨンスもまた、自分の感情を必死でおさえてたんでしょうね。一度走り出した車を止め、サイドミラーで彼女の姿を見つめるシーン(車の外からなのではっきりそうとは分からないけど、絶妙の構成で、それがわかるんですよね)・・・切なかったです。

そこを立ち去ったあとすぐ・・・以前ユリをだまし、ヨンスに詰め寄られ逆恨みしてた男が、彼を襲ったのです・・・彼はどうなったのか・・・・

そして何も知らずアメリカに向かうヨンスは・・・。ラストシーンは、とてもセリフ少ないです。でも、シム・ウナの表情だけで号泣まではいかないけど、涙流れました。デビュー作と後で知ってびっくりしました。涙だけで、人の心をうつ演技がこのころから出来てたなんて。最後に「サランヘヨ~あなたに逢いたくて~」というタイトルになったのが良くわかりました。「サランヘヨ~あなたに逢いたくて~」


                 

 
※掲載写真の著作権は該当著作権者と所属事務所にあります。
 


まみまみの韓国ドラマ

目次へGO!
まみまみの韓国映画

目次へGO!
まみまみの楽天ブログ

へGO!