霊ーThe Ghostー



 

 

恐かったです。私は元々ホラーが苦手で。でもキム・ハヌルさんが出てるので頑張ってみました。ジウォン(キム・ハヌル)は大学の社会学部に所属する女の子だ。彼女は記憶喪失だった。それもある日突然、高校生の頃や幼い頃の記憶が全部消えてしまったのだ。どうしても思い出せないジレンマから、彼女は人生をやり直そうと、留学を決意する。彼女のボーイフレンド、ジュノ(リュ・ジン)は友達以上恋人未満。しかしいつもジウォンに優しい青年だ。ジウォンは、高校生の頃父親を亡くして、母一人子一人で豪邸に住んでいる。彼女の母親(キム・へスク)は、広い家でひとりぼっちになるのは嫌だと、ジウォンに留学を辞めるよう懇願します。しかし、記憶がない不安から逃げ出したいジウォンは、新しい土地で一から人生をやり直すつもりだった。

そんな中、高校の頃の友人だと名乗るユジョン(チョン・ヒジュ)が現れ、「私たちの親友ウンソ(チョン・ヘビン)が亡くなった。次は私の番かもしれない。変な現象が起こっている。貴方も変な現象が起こってるんじゃない?」その頃から、ジウォンの周りで不可解な現象が起こり出す。ロッカーの中でかくれんぼしてた少女が消えたり、映画館で水浸しの女に襲われそうになったり、プールで誰かに溺れさせられようとしたり。そしてユジョンが亡くなったとの知らせが。ウンソと同じく溺死だった。ユジョンの御葬式に行ったジウォンは、ユジョンの妹から、「貴方が殺したのよ」と罵られる。



 ネタバレ追加


 自分が過去に一体何をしてしまったのか。何も思い出せないジウォンは、知ってはいけない自分の過去を探し始める。自分には親友が三人いた。その内の二人は亡くなったユジョンとウンソ。もう一人の親友はミギョン(シニ)彼女は異常なまでに水を怖がり、気が狂って精神病院に収容されていた。ミギョンを訪ねるジウォン。ジウォンを見て発狂するミギョン。シニさんは、コミカルな演技で私も大好きな女優さんなんですが、この映画では、迫真の発狂の演技でした。彼女も亡くなるんですが、水のない病室で溺死します。恐かったです。

「思い出す必要はない。新しい土地でやり直すんじゃないのか?」彼女にそうアドバイスするジュノ。「どうして?もしかして貴方は私のことを以前から知ってたの?」ジュノは兵役で大学を休学する前、ジウォンを知っていたのだ。ジウォンの過去に何があったのか。次第にフラッシュバックし始める記憶。記憶の中の彼女は、今と正反対で、傲慢で性格が悪かった。いつも四人組のリーダーで女王様だった。川で撮った写真には四人の笑顔が。「でもこの写真は誰が撮ったんだ?」この一言から次第に思い出す残酷な記憶。そして、思い出の川に行ったジウォンは恐ろしい記憶を取り戻す。

いやいや。マジ恐かったですー。泣きそうでした。初っぱな出てきた三人組の女子高生は、過去のジウォン達かと思ったら、亡くなったユジョンの妹とその仲間でした。でも冒頭から、魔術で霊を呼び出し、とりつかれるユジョンのシーンでもうギブアップしようかと思いました。最後の最後までなかなか思い出せない、ジウォンの記憶の中の女子高生スイン(ナム・サンミ)はこの映画のキーワードです。スインはずっとユジョンに憧れていた。ユジョンだけが友達だと思っていた。しかし、そんなスインをいじめて楽しんでいたジウォン率いる四人組。あの川で起こった出来事は何だったのか。ジウォンは記憶をなくしているが、記憶をなくす前のジウォンと亡くしてからのジウォンの性格がこうも違うのはどうしてなのか。親友四人組の中にあった、嫉妬と羨望。そして憎しみ。

ちょっとわかりにくい面(わざと余韻を残すためだと思いますが)もあったけど、ただの悲しい少女の話だけではなく、最後一ひねりきたのには「うわ。そう来たか。やられた」と思いました。ジウォンの母に、キム・へスクがキャスティングされており、これだけの女優さんなのにおとなしい役だなーと思ったら、来ました!過去のいろんなシーンはここに繋がるのかーって。そして最後の意味深なジュノの言葉も余韻を残しますねー。スイン役のナム・サンミ。彼女は今回ゴーストだったけど、すごい美少女です。今後が楽しみです。まみまみはホラーを見たことがなかった(過去にムン・グニョンに惹かれて見た「箪笥」だけです)ので、怖さの程度が他のホラーに比べてどの程度なのかは分からなかったけど、とにかく恐かった。そして、終わり方がとても韓国映画らしい余韻の残る映画だったと思います。「霊~The Ghost~」


                 

 
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