SPY リー・チョルジン 
北朝鮮から来た男



 

 ユ・オソンの初主演映画なんですが、名前がマイナーぽいですよね(笑)でもコメディだけどなかなか見応えある映画でした。びっくりしたのが、パク・チニと、シン・ハギュン出てるんですーーー★超若いですーーー!!ユ・オソンは北朝鮮工作員として、韓国に密入してきます。工作歴30年のベテランのオ先生(パク・インファン)を頼って。彼の任務は飢えに苦しむ子供達のために「スーパー豚遺伝子」を盗み出すことだった。オ先生の元に向かう道中のタクシーで、運転手を含む4人の同乗者にだまされ、拳銃や工作資金を盗まれてしまいます。オ先生は当てにしてた工作資金が手に入らない事でがっかり。彼に今すぐ帰れとまで言うんですが、そうはいかず家に置いてやることにします。

オ先生には二人の子供が。オソンに優しく接してくれる姉のパク・チニと、なぜか日頃からなんとか学校の番長になろうと狙い、現番長を襲っては、怪我をして帰ってくる高校生のシン・ハギュンです。工作員同士の夫婦なんですがすっかり韓国人に染まっており、スパイ任務より、今の生活を守ることでいっぱいいっぱいな夫婦になってしまっています。それに戸惑うオソン。

拳銃と工作資金を盗んだ四人組がとーーっても間抜けで笑えます。イ・ムンシク、チョン・ギュス、チョン・ジェヨン、イム・ウォニなんですが、盗んだ品物の内容から、オソンを刑事と思いこんで馬鹿な変装をしたり、つい拳銃でヤクザに発砲してしまったり、最後には、ニュースからオソンが工作員だと分かって、彼を捕まえようと出かけ、工作員らしき男達と乱闘の末、こんどはそれが警察だったとか(笑)いい味だしてる四人組みでした



 ネタバレ追加


 オソンは、普段潜伏してる時は、なんだか影がうすく、ダサイって感じだけど、工作活動がはじまると・・・超ビックリ!!すごーーーく格好いいです!!決していい男の部類ではないと思うんですが、映画見るたび、彼が格好良く見えるのにびっくりさせられまするやっぱりすごい俳優ですね。彼が「友へ~チング」に出てブレイクする前の映画です。

パク・チニはとっても可愛いです。彼が工作員だって事気づいてるんですよね。でも北の人が考えてる以上に、現代韓国の人たちは、重く考えてないのは平和に慣れた今の韓国の現状なんでしょうね。それに比べオソンは古い考え方をしてるという描き方でした。そんな事も知らず、自分のリー・チョルジンという名前を『イ・チョルジン』とチニに名乗ったりします。これって「李」って言葉。北朝鮮では「リー」だけど、南では「イ」と呼ぶらしいんです。最近お友達の記事でそれを知ってたので、その意味が分かったのが嬉しかったです♪(happyベアーさんの映画とドラマで韓国を知りたい!

パク・チニはすっごく可愛いです♪はっきり好きとか言わないけど、彼に好意を寄せてるのがわかります。それに、自分の手相の運気を彼に分けてあげると、手に平を合わせるシーンも切なくて可愛かったです。シン・ハギュンはイマイチ訳わからないです。彼が悪いわけではなく設定(監督の演出?)に問題が・・・。何の為に存在したのか・・・闘争心の塊って少年なので、「北の血が入った男」の本能を監督は描きたかったのかな?

ラストはなんだか納得いかない終わり方したなーと思いきや、エンドロール始まった途端にやられた!!っていう演出があるんですよね。その辺はすごいです。でも・・・まみまみはラストシーンって解釈に困ってしまった。どういう意味だったのか。誰かが通報したってこと?あの刺客として来た工作員?チニたち?それはあってほしくないー。一番いい解釈で「チニたちの幸せの為にオソンが」と受け取って、切なく、悲しく、感動したまみまみでした。

ラストの北朝鮮の子供のニュース・・・あれが現実なだけにとても心に染みてしまいました。笑いあり、涙あり、恋もアクションもある、なかなか楽しめる映画でした。「SPY リー・チョルジン 北朝鮮から来た男」

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