コックリさん(分身娑婆)



 

 普段じゃ絶対見れないけど、友達が来てたので、勇気出して一緒にみましたー♪最初は、怖くてかなり後悔したけど、やっぱ韓国ホラーのお決まりで、最後はそれほどじゃなかったです。

ユジン(イ・セウン)は、ソウルから田舎の村に転校してきました。でも、いじめにあい、悔しくて、いじめてる子の名前を書いた紙と共に、コックリさんを呼び出します。それからというもの、次々と名前を書いた生徒が顔に袋をかぶり、火をつけて亡くなってゆきます。最初はいい気味と思っていたけど、亡くなった時間の自分の記憶がないことに気付き、不安になっていきます。

その頃、美術の先生イ・ウンジュ(キム・ギュリ)がやってきて、初めての授業の日、いないはずの出席番号29番インスクの名前が出席簿に見え、彼女にだけは29番の生徒インスクの姿が見えたのです。そんなウンジュの行動に逃げ出す生徒達。ウンジュもなぜそんな生徒が見えたのか、自分でもよく分かりません。しかし・・・ユジンにだけはウンジュの背後に霊がとりついてるのが見えたのです。




 ネタバレ追加


 ユジン役のイ・セウンって、可愛いんだけど、なんか元々怖いよー。普通のシーンでも怖く見える顔なんです。目がねー。

29番のインスク。彼女は30年前に亡くなった生徒だった。なぜ亡くなったのかは、誰も教えようとしてくれない。ユジンの担任であり、インスクに好意をもつハン先生(チェ・ソンミン)は、この謎を解くべく、催眠術の使える友人に頼んで、ユジンに取り憑いた霊について調べていきます。ユジンは、ハン先生は頼りにしてたが、ウンジュ先生の事は最初から怖くてしかたなく、疑って居た。

30年前の事件・・・それはユジンの母にも関係していたし、ハン先生の父や、村中の人が知ってる事件だった。そしてそれは決して口外出来ず、また、村人達は消して外に引っ越そうともしなかった。30年前、29番のインスクは、緑内障の為、いじめられていた。でも、緑内障なら見えないはずなのに、なぜか彼女は目が見えたし、彼女が怒ると、まるでその目から催眠術をかけるように、人が亡くなっていった。インスクは呪いがかけられるかのように・・・

ユジンに取り憑いた霊・・・それはインスクだった・・・催眠でそれを知ったユジンは、なんとか霊を取り払おうと、自分で手首を切ったりするんですが、傷はできなかった。しかし、インスクだけの仕業とも思えない。

次第に美術教師ウンジュにも変化が起きてくる。「思い出せ・・・思い出すんだ・・・」その言葉と一緒に起きる恐怖体験。突然ハン先生を誘惑して、体の関係を結んだり。これにも理由があったのだ。

呪いによる復讐劇は、村中を巻き込んで、最後は血なまぐさい結果にもなるんだけど、うーん・・・・最初、霊として現れたインスクとかは怖かったけど、インスクの怖い顔も途中から見られちゃって。最後まで見てると、あまり怖くなかった。一番怖い、最初のシーンで、自分一人でみてたらギブだっただろうなー。それで「こんな怖い映画みれませんー」なんて言ってたかも。でも後半は、恨みの真相が分かるし、なんだか終わり方も納得できなかったような・・・

ここから完全ネタばれだから気をつけて~























30年前、特殊な能力を持っていたのは、インスクじゃなくて、インスクの母だったのよねー。母がインスクの見えない目を通して、インスクにテレパシーなのかな?そういうのを送って、教えたり、催眠を友達にかけたりしてたんですよね。よそ者を嫌う町に、引っ越してきたインスクの母は、インスクの為に、村中の男を誘惑して、寝てたんですよねー。そのお陰で町にも居られたんだけど、インスクのせいで不振な死が起きていたので、皆は不気味がって、インスクの顔に袋をかぶせ、火を放ったんです。インスクの目を通してその状況を見ていた母だったんだけど、家にも火を放たれて、村人を恨みながら亡くなってしまうんです。

そして、教師ウンジュ。彼女はインスクの母の生まれ変わりだったんですよ。だから彼女に取り憑いてたのはインスクの母。なぜ、インスクがユジンに取り憑いてたかは、いわゆる、復讐するための道具でもあったけど、仮の宿だったんです。ウンジュに妊娠させ、生んだ子にインスクを取り憑かせる。そうすれば、インスクも母も再び親子として生まれ変われる。だから、ウンジュにハン先生を誘惑させ、子を身ごもるんですよね。ウンジュに取り憑いたインスクの母の復讐は、マジ生々しくて・・・・でもでも、結局、インスク親子の思い通りになっちゃったって事なんだよね?ハン先生が助かったのは、インスク母に取り憑かれ、全てを占領されてしまう直前のウンジュの心だったんでしょうか・・・   「コックリさん」


                 

 
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