裸足のキボン



 

 感動しましたー。やっぱ、シン・ヒョンジュンったら、あそこまでなりきれるなんてすごい俳優だわ☆

田舎のタレイン村に住むキボン(シン・ヒョンジュン)は、年老いた母(キム・スミ)と二人きりで暮らしていた。熱病のせいで知能が8歳で止まってしまってて、40歳になっても8歳の頃のままで。それ故、皆にバカにされて居た。

しかし、彼はオンマ(母親)だけを愛してて、オンマだけが自分のすべてだった。だから、毎日、30年以上も、人にもらった食べ物を早くオンマに届けたくて、いつも鍋を持って村を走っていた。走ってばかりですぐ靴がすり切れてしまうので、裸足で。だから村の皆は、彼を「裸足のキボン」と呼んでいた。

消化不良で病院に行ったオンマ。しかし、理由はきちんと物が噛めないからで。オンマが心配なキボンは、入れ歯があればオンマが助かるって知ります。そんなある日、村のマラソンでゼッケンを落とした選手に、それを渡そうとして、気づくとマラソンで優勝を!タレイン村の村長は、キボンだったら全国ハーフマラソンで優勝できると考え、キボンを誘うんだけど、キボンも商品でオンマに入れ歯を買ってあげれると思い、参加を決意します。




 ネタバレ追加


 最初、キボンがマラソンに出るって聞いた村人たちは、村長まで気が触れたか??なんて噂したり、笑ってバカにするんだよね。村長自身も、最初は、次の選挙に再当選するための道具としてしかキボンの事を考えてなくて。

でも、キボンは毎日嬉しそうにマラソンの練習を村長としてて。村長は、段々とキボンの中の純粋な心や、キボンの頑張る姿に感動していき、もう選挙の為ではなく、キボンが皆と同じか・・・それ以上なんだって事を認めさせたくて、必死でトレーニングするようになっていきます。

村の人も、今までキボンをはした金でコキ使ってて、マラソンのせいで使えなくなって面白くなく思ってたけど、毎日頑張るキボンを見てるうちに、「何もしらないキボンをだまして、村長が走らせててキボンが可哀想だ」なんて言うようになってきて・・・

そんな中、キボンに亡くなった父と同じ心臓疾患があることが見つかります。村長は、キボンを守りたくて、なんとかマラソンをやめさせたくて、キボンを突き放す様な事を言って、わざと傷つけます。

しかしキボンは、オンマの入れ歯の為に、諦めないんだよね。一人で一生懸命練習して。何も知らない村人たちも、村長に「キボンをマラソンに出してやってほしい」って訴えてきて。キボンの姿に心動かされて、すごく応援してるんだよね。

キボンの行きつけの写真館の受け付けをしてるチョンウォン(キム・ヒョジン)が、キボンに頼まれてトレーナーをやりはじめて。村長は、なんとか止めようと、「キボンの命がどうにかなったら、責任とれるのか?」って言いにいくんだけど「キボンが愛するオンマを残していくはずがない」と言い張るチョンウォン。村長も、その言葉を聞いて、キボンを応援するしかないと悟って・・・

こうやって書くと重い話っぽいけど、キボンがあまりにあどけなくて、笑わせてくれるんだよね。全然重くないです。チョンウォンに字を教えてもらう時も、自分の名前を教えてもらって、オンマの名前も教えてくれってせがむんだけど、「名前は?」って聞かれて、「オン・マ」って(*≧m≦*)ププッ

村長の息子ヨチャン(タク・チェフン)は、どうしようもない放蕩息子だし、キボンをいじめてばかりで。父親がキボンに肩入れするのも面白くないし、キボンを嫌ってたんだけど、段々キボンを見てて、心打たれて変わって行くのも良かったねー。

レースの日、オンマが、キボンに教えてもらった字で、はちまき(?)を作って、渡してあげたシーンは(T-T) ウルウルきました。

そしてレース・・・順調に走るキボンは、折り返しの地点まで一位だったけど、なかなかゴールに戻ってこなくて・・・。キボンはどうなるのか??母の入れ歯はどうなるのか?胸騒ぎを覚え、ソウルに向かうキボン母を見つけ、ソウルに連れて行くヨチャンは、オンマをキボンに逢わせることができるのか?

キボンの母への愛。そして母の息子への愛。また、キボンに感動させられ、キボンを必死で応援する村人の愛情に、ガツーンとショックをうけるような感動ではなかったけど、ジワジワと心が熱くなる素朴で純粋な感動を覚えました。ラスト??もちろん泣きました(笑)泣いたのって久しぶりです。お勧め映画です。         
                 
 
※掲載写真の著作権は該当著作権者と所属事務所にあります。
 


まみまみの韓国ドラマ

目次へGO!
まみまみの韓国映画

目次へGO!
まみまみの楽天ブログ

へGO!