カル



 

 

やられました。面白かった。賛否両論ありますが、すっかりこの謎解きにやられてしまいました。二転三転する事件のなぞ。


それは1999年ソウルで猟奇的殺人事件が起こる。バラバラ死体だ。その事件を担当することになるハン・ソッキュ。

死体はばらで、しかし足だけが別人の足だった。死体は他にもあると言うことだ。身元確認も犯人の手がかりもないまま、第二のバラバラ殺人の死体、そして第三の死体と現れる。


皆、どこかの部位が欠落した状態だ。この辺すごくグロテスクです。死体もばっちり見せます(もちろん本物ではないんでしょうがすごくリアルで気持ち悪いです)。

しかし第三の殺人で、死体の歯の治療から身元がわかり、身元引受人になってた元恋人、シム・ウナが登場する。

「八月のクリスマス」の二人の再共演だが、ウナは清純で美しい・・・・ソッキュも「八月のクリスマス」で見せた笑顔はこの映画ではなく、かなり渋いです。

演技も絶品で、いつの間にか怖さよりストーリーに引き込まれて行きます。

第一、第二の死体に心当たりはないか聞くと、なんと全て彼女の以前付き合っていた男だというのだ。見えない犯人に怯えるウナ。彼女に執着する誰かが彼女を見張っている。そんな中、彼女にストーカー行為をしている一人の男が浮上・・・

彼を取り調べて居る間にウナが何者かに襲われる。彼は犯人ではないのか?彼を釈放した矢先・・・第四の犠牲者が・・・




 ネタバレ追加


 ラストを見てすっかりやられたって思ってしまいました。この映画もかなり謎を残しておわりますね。何度も見返さないと分からない部分。確認したい部分。皆様々な解釈してますね。間違いないのはこの事件の主犯はウナでした。ラストまでソッキュもそうですが、観客も騙されたと思います。

ヨム・ジョンファが犯人では?と言うのは実は最初から思ってました。医者だし、彼女の中性的な感じがちょっとひっかかってました。きっとこの二人、レズだったと思うんです。どうでしょう?昔となりに住んでた子ってヨム・ジョンファだった事は分かってます。

高校の同級生と、ソッキュに最初言ってたけど、互いに昔から知っており、ウナが唯一信用できる人間だったんでしょう。

父親の異常な愛情をうけ、傷ついた彼女は普通に男性を愛せなくなってたのではないか。ラストの別荘にあったつぎはぎだらけの死体。あれは殺した男達のいろんな(好きな)部位を集めたものでしょう。

男性器も思い切り見せていたのでびっくりしました。でも首がなかったですね。誰のかおをつけようとしていたんでしょう。容疑者として捕まった最後の犠牲者の顔?違いますね。違うと思います。それでは最後に愛を語ったソッキュ?それも違う気がする・・・それじゃーラスト飛行機で隣に座った横顔がビョンホン似の彼?

確かに、フランスには行ったことあるのにないふりをして近づこうとしてるとも・・・・取れますね。首のない体を大事に水槽にいれてあったし、フランスに顔を求めて出かけたとも思えます。

でも、本当はジョンファの顔を載せる予定だったんじゃないんでしょうか?彼女とは愛し合っていたんでしょう。共犯になるくらいだから。ソッキュの先輩刑事が殺された時、ウナはソッキュと居ましたよね?


少なくとも彼女は、彼を殺した犯人ではあります。バラバラ死体にしたのは実行犯はウナなのか。ジョンファなのか。それはわかりません。(二人が密接に絡んでるのは確かでしょう。そしてそれの首謀は間違いなくウナです)そんな愛するジョンファだけどやはり、女性です。男性の体をしたジョンファを作りたかったのでは?

ジョンファが最後ウナを誘い出すシーンで、ウナを殺そうとしますよね。あれも・・・もしかしたらジョンファはジョンファでウナの顔の完璧な人間像、理想の男を作りたかったからなんじゃないでしょうか?

最後はウナの方が一枚上手だったって事でしょう。


ジョンファがウナと逢う前にわざわざ女らしい服を買って、逢ったのも・・自分は「女」なんだという主張なんじゃないでしょうか?これはまみ


まみの勝手な解釈なので間違いの可能性も大 (。・x・)ゝなのでご了承を♪皆さんはどう受け取りましたか?賛否両論だけど、私は良く出来た映画だと


思ったし、ソッキュもウナもすばらしい演技だったと思います        「カル」

             

 
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