泥棒に入られては生きていけない



 

 ソ・ジソプ演じるチェ・ガンジョは、有名なゲームプログラム会社の若き社長。名誉も栄光も手にした彼であるが、彼のストレス発散は「泥棒」だった。最新の機器と、強靱で華麗な運動能力で、泥棒の快楽がやみつきになっている。

一方パク・サンミョン演じるコ・サンテは、美しい妻と、可愛い子供(姉弟)に囲まれ新築の住宅で幸せに暮らしていた。彼は、空き地に住宅街を作る事が夢だった。しかし・・・彼の家が建った後、そこに恐竜の卵がみつかり、他の住宅の建設計画は中止に。そのせいで、郊外にたった一件だけある住宅。いつか隣人がやってくる事を夢みつつ、静かな場所でひっそり暮らしていた。彼の美しい妻は、人もうらやむほどで、趣味は料理だ。しかし、彼女の母の遺伝で味覚音痴。その上、父の遺伝で創造力がたくましく、見た目は美しいのに、味は食べられたものじゃない。

そんなサンテの家が、ガンジュの次のターゲットになってしまった。ある日、サンテの家から三万ウォンが消え、リモコンと、冷蔵庫の寿司が消える。最初は、サンテの仕業と思った妻。しかし、泥棒だと気づき、警察に通報。

被害が少額なため、警察に相手にされず、しかし、泥棒は何度もやってきて、冷蔵庫の妻の作った料理を食べていく・・・。妻には、最初小遣いを盗んだと思われ、息子には足にしか思われてなく、娘には小遣いせびる相手としか思われてないサンテ。泥棒に入られたせいでどんどんと、頼りにならない父親だと皆に思われていきます。

そこで、サンテは自分で泥棒を捕まえようと心に誓い、計画を立て始めます。





 ネタバレ追加


 スジンと スアンの部屋に下宿をする同居人を探してるんだけど、なかなか適当な人が見つからなくて・・・。スアンは「部屋を探してる先生がいるから、その人にしようよ」と声をかけます。家に戻ったスジンは、部屋にミンホが居てびっくり!!ミンホもスアンの親戚の家だと思ってたのにスアンの家だった事に驚いて・・・次の朝には出て行く約束をします。

しかし・・・その夜ドロボウが入って、ミンホのお陰で助かり、女だけの家族だから狙われたと知ったスジンは、ミンホを家に住まわせる事に。

同居し始めたミンホとスジン。スジンは、母親の自覚が全くなく、夜中までスアンを家に置いて、飲みに行ったり、撮影の日には、部屋中洋服を散乱させてたり。最悪な母だと思うミンホ。挙げ句の果てには、職場で恋をして、恋に夢中になり、スアンを妹だと紹介する始末。

ミンホには「雨アレルギー」があった。だから、スジンに傘を貸すことができなかったのだ。自分を捧げるほど愛した女に雨の日に振られて以来・・・。それ以来恋ができなくなった。「雨の日に違う恋をすればいいのよ」と笑って答えるスジン。

ミンホはスジンが男に遊ばれてるのを知って、スアンが大変な時、男にうつつを抜かすスジンを責め、二人は大げんかに。その責める気持ちの中には、いつしか嫉妬もはいっていた。恋はしないと思ったのに、スジンの事ばかり考えるミンホ。

これに平行して、ネット上で人気の小説「雨が降る日に」。「雨が降る日・・・別れた二人。主人公の女は雨の中、出て行く男がもし一度でも振り返って抱きしめてくれたなら・・・ずっといっしょに居られた・・・」と。これの作者を捜そうと、マスコミの男が動いてて。この男は、妻と息子と別れて以来、何度妻が息子と会ってほしいと言っても、忙しいのを理由に無視し続けていた。

やっと見つけた作者は・・・なんとスアンだった。スアンはスジンと、自分の父親の話を小説にしてたのだ。その話をするスジンに心打たれた男は、息子の発表会に行って、息子を思いきり抱きしめて・・・

ミンホが出て行く日。スジンは、自分が遊ばれてた事を知り、ボロボロだった。出て行こうとするミンホに「どうせ私の事を心から愛してくれる人は居ない。バカで単純で、騙しやすい女としか誰も思っていない」と悲観するスジン。ミンホは背中を向け立ち去って行きます。ミンホが背を向けたとき・・・自分にとってミンホがどれだけ大事だったか気づくスジン。その時、ミンホは振り向いてスジンの元にもどり、スジンを抱きしめて・・・

完全ネタばれになっちゃった。でもでもとっても良いお話でした。


                 

 
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