韓国映画「赤い靴」　あらすじ　ネタバレ　まみまみ

怖い！！これはマジ怖い！！幽霊とかそう言う感じの部分もあるけど、心理的怖さがすごい！！まみまみはいつも言うように怖がりなんです。これ、見返すと、きっと色々謎解きできて楽しめるんだろうけど（箪笥のように）、見返す勇気ないです！！

スンジェ（キム・ヘス）は、夫の浮気現場を見てしまい、離婚を決意。バレーを習ってる６才の娘と二人暮らしを始めます。眼科医である彼女は、慰謝料をもらってないので、小汚い部屋を改装して、開業することに。そこで、インテリアコーディネーターのインチョル（キム・ソンス）と出会います。

ある日、地下鉄の中で赤い靴（なぜかピンクなんだけど・・・笑）を見つけたスンジェ。彼女はその赤い靴を見た瞬間からその美しさに魅了されます。元々靴のコレクションという趣味を持ってる彼女は、その靴を家に持って帰って、履いた自分の姿にうっとりします。その様子をドアの隙間から覗いてる娘・・・娘は次第にその靴を病的な程欲しがるようになり、スンジェも異常な程その靴に執着を見せ・・・引越祝いに来たスンジェの後輩は、その靴を見るとどうしても欲しくなり、靴を奪ってしまいます。そこから起こり始めた恐ろしい恐怖の世界・・・・

ネタバレ追加

マジ怖かったです。冒頭で、スンジェと同じようにその靴を見つけ、奪い合う女子高生。最初見つけた女子高生から奪い取った少女は、その靴を履き、あるいてると・・・いきなり恐怖が襲ってきて足が切断され、息絶えてしまう。

その後、スンジェがその靴を見つけるんだけど、スンジェから靴を奪った娘テスから、靴を奪い取ったソンジェの後輩もまた、恐怖が襲ってきて、足が切断され、目がえぐり取られて・・・。しかし、あの靴は後輩の切断された足にはなかった。

家に帰ると、あの赤い靴を再び握りしめてるテスの姿が。「靴のせいだ」と気づいたスンジェは何度も靴を捨てるのに、いつも靴は自分の前に現れてしまう。そして次々と起こる怪奇現象、恐怖現象・・・

スンジェは、女子高生の事件の時も、後輩の事件の時も靴が消えてた事を知り、インチョルと共に、その靴の持ち主を捜し始めます。その靴の持ち主は、１９４４年に亡くなった、舞踏演出家パンプと、舞踏家ケイコの謎の死に関係するらしいことが分かります。

最初に靴を拾った人ではなく、その人から奪った人の命がなくなってると気づいたスンジェは、テスが危ないと気づき、テスの為、なんとか謎を解き明かそうとするスンジェとインチョル。

パンプとケイコの時代の出来事と、スンジェの周りの出来事が交差しながら展開していきます。パンプケイコ・・・そして、本当の靴の持ち主だったオギ・・・怪奇現象の鍵を握るのは、当時ケイコのメイド？をしてた今はスンジェのアパートの管理をしてるみずぼらしい老女だと気づいたスンジェ。

「箪笥」を見てたから、この一連の事件はもしかして？？とは思ってたけど、やはりそうだったのね。でも怖いけど{{{{(+ω+)}}}}ソンジェはチョルンに会ったとき、なぜ眼帯をしてたか・・・ソンジェは離婚したと言っていたが、なぜテスが「パパに会った」というと、狂気じみた否定の仕方をしたのか・・・そして何よりなぜ、赤い靴がいつもソンジェの元に付きまとったのか。全てはラストに、狂気と恐怖の中、解き明かされます。

次第に明らかになる１９４４年の出来事も、全ては何かを調べて解き明かされた訳ではなく、まるでソンジェの記憶の様に情景が思い出されていくんだよね。完全ネタばれだけど・・・本当にソンジェはオギだったのか。彼女の中にオギという人格がもう一人、旦那の浮気を見たとき生まれてしまったのか？だとしたら、あの女子高生の事件をソンジェが本当に関係してたのか？見返せば、「箪笥」の時の様に、謎を解けるかもしれないけど、怖くて見返せません。ごめんなさい。ソンジェのテスに対する愛情が、時々突然憎悪に変わるところがすごく狂気じみてて怖かったけど、あれも、二つの人格が、突然入れ替わった感じだったなー。

でも、ラストのテスの踊り・・・もしかしてテスがオギ？最愛の父を奪った母に復讐した？冒頭から、「赤い靴が履きたい」と（別の自分の靴だけど）赤い靴にこだわってたテス。もしかしたら・・・いや。もしかしたらケイコなのかもしれない。これはオギの復讐の上に、ケイコの復讐もあったのかもしれない。この作品は、モノクロが目立つのに、なぜか、このピンクの靴と、「赤」が妙に目立つのだ。ケイコはいつも赤い服を着てた。そして・・・テスは赤いコートを着て、ソンジェを地下鉄に誘い込んだとも思える。いつか、誰かとこの作品をもう一度見れる機会があったら是非、もう一度見返してみたいと思います。「赤い靴」

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